さて、ゴールデンウィーク真っ只中の昨日の日曜日、会社の畑にいってまいりました。
初夏の風が吹き抜ける絶好の畑仕事日和。
快晴。
畑の隣にある青梅花木園も、いつもの日曜日より明らか盛況。家族連れでにぎわっていました。
さて、今回の農作業の僕の秘密兵器は、Bluetooth のワイアレス・スピーカー。
イヤホンではなく、この里山の緑の風の中にお気に入りの音楽を流して畑仕事をしてみたいなあと、師匠に相談したところ、問題なく許可が下りましたので早速セッティング。
ジャズやスクリーンミュージック、それから僕の歌うカラオケを野菜たちに聞かせてやりながらの農作業。
クラシックを聴かせながら育てた牛が、ストレスが減少することで、おいしい和牛になるのと同様、これがここで収穫する野菜の味に影響したら面白いのですが、まさかね。
さてまず、隣りの畑。
前回来たときには、粘土質でボコボコだつた畑はきれいに整地されていましたが、今朝にはもうすでにマルチもセッティング。
ここで、カボチャやスイカ、メロンが栽培されます。
ではまず、すでに植えた苗のこの日までの生育状態をレポートいたしましょう。
まずレタス。
レタスは、だいぶ葉を広げて大きくなっていましたね。
カインズホーム購入の苗は、小ぶりでやや苦戦。
お次はトウモロコシ。
発芽しているものもありましたが、残念ながら、発芽していないところもあり。
種植えをしたものとしての悔しいところですが、発芽していないところは、どうも種を深く植えすぎたかなという反省。
まだ遅くないので、これから頑張って発芽してくれればいいなと思います。
茄子には、よく見ると、茄子が出来そうな部分がでてきました。
これです。
ブロッコリーがこちら。
スナップエンドウは、だいぶ元気にツルがネットに絡み始めてきました。
パプリカはこちら。
さて、本日のメインは苗植え。
本日までにも、だいぶ苗植えは進んでいましたが、それは前回までに紹介したとおり。
本日植える苗は、こちら。
まずは、オグラからまいりましょう。
これは、セミロングのマルチ一本をまるまる使用。
70センチメートルの間隔をあけて6か所。
元気のある3つは、JA西東京から購入した苗。
もう3つは、狭山の一般店からの もの。
マルチカッターでくりぬいた穴に、市販の「プランターの土」を入れ、苗の土面と、苗床の面が同じ高さになるように揃えて、周りの隙間に土を埋め、茎があまり埋まってしまわないように土を盛り、掌でキュッキュッと固めます。
そして、水をやって凹んだところにまた土を少々。
次は、モロヘイヤ。
これは、栄養価満点の野菜とは、師匠の弁。
恥ずかしながら、モロヘイヤという野菜を食べた記憶がないので、調べてみたらこれですね。
それからお次は、キュウリ。
キュウリもそうです。
恥ずかしながら、スーパーで売っているものしかみたことがないので、いったいあのキュウリが、畑にどうやって成るのか。
そんなこと想像をしながら、苗を植えました。
苗の状態のキュウリは、いかにも頼りなげ。
これでいいのか悪いのかわかりませんが、クタッとしています。
そのままですと、到底ネットにツルを撒きつけていかないので、園芸用のポールを、苗を刺さないように、苗床に差して、緩く紐で支えます。
ポールに縛り付けてはダメなので、8の字にしてこんな感じで結びます。
それから、トマトの苗床が一つ空いていたので、これを追加。
トマトベリーガーデン。ミニトマトのようです。
それから、これも初めて聞く野菜。ツルムラサキ。
さて、僕がせっせと苗植えをしている頃、師匠がこさえていたのはミョウガの苗床。
会社の人からいただいたものだそうです。
ミョウガは、あまり日に当たらない所が栽培には 適しているということで、全面日当たり良好の会社の畑の一角に、囲いをつくって、屋根をつけて苗床を設置。
そして、かなりっぷりの水を吸わせてあげます。
師匠が作ったミョウガの苗床がこちら。
こちらがいただいたミョウガの苗。
それが、苗床に植えられた状態がこちら。
さて、そんな作業が午前中。
昼頃、突然会長ご夫婦が見学に見えられたので、おもわずランチをご馳走になって、腹ごしらえをした午後。
用意をした苗は全部植えてしまいましたので、師匠から仰せつかったミッションは畑の雑草とり。
雑草といっても、ざっと見渡す限り、それらしきものは見えません。
しかし、よくよく見てみると、あるんですね。
緑を愛された昭和天皇は、「雑草という名前の草花はありません。」という名言を、ご存命中に残されましたので、ここではあえて雑草といわずに、実名で言わせてもらいます。
この畑で、今後手ごわい相手になるよといわれた雑草がスギナ。
これです。
なんですかこれしき。
こんなの楽勝じゃないですがと思ったのですが実はこのスギナが、案外手ごわい。
地面に出ているのはこれくらいのものなのですが、これが意外に地中深く根を張っていて、これを途中でちょん切っても、またそこからしぶとく生えてくるらしいんですね。
これをみつけたら、スコップでグサッと周囲の地面を掘り起こして、根元から抜かないといけないとのこと。
やってみると、まさにおっしゃる通り。
スコップでかなり深い所まで掘ったところで、ブチッという感触があります。
本当に、一本のスギナを見つけたら、それを根こそぎ抜くのは一苦労な作業です。
前回のブログで、ツルのアーチの中がやたらと掘り起こしてあった状態を報告いたしましたが、それが実はこのスギナを掘り出した跡だったんですね。
こちらです。
この畑では、有機栽培で、農薬は使わないという方針ですので、これから収穫までは、時間があれば、この天敵に野菜たちがやられないように、まめに抜いてまいりましょう。
さて、来週もメインは、夏野菜の苗植えがメインになりますが、いくつか苗床に余裕がありましたので、自分で苗をもってきてもいいかとお願いしたところ、オーケーしてくれましたので、農作業後は片づけをして、そのまま師匠と、瑞穂町のジョイフル・ホンダに苗の買い物。
僕がまず手に取ったのがアシタバ。
アシタバは、母の出身であった伊豆七島三宅島の特産。
これは是非お願いしました。
それから、ズッキーニやコリンキーといった、あまり聞かない苗を購入。
これは、来週に植えるるので楽しみです。
畑の周りには、春盛りということで、いろいろな虫たちもやってきています。
モンシロチョウやアゲハといった、僕にもわかる虫も飛び交っています。
では、また拙い俳句を最後にご披露して、次回まで。
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