2000年公開の映画といいますから、もう17年も前の映画。
主演の藤原竜也は、今の彼とそんなに変わらないのがちょっと凄い。
この映画当時の彼は18歳。
監督は、 深作 欣二。
70歳の高齢になっても、衰えぬバイタリティはさすがの一言。
あの「仁義なき戦い」の強面の面々が、そっくりそのまま中学生たちに入れ替わったような展開。
とにかく滅茶苦茶な冒頭の設定さえゴクリと飲み込んてしまえば、映画はそれなりに楽しめました。
そのあまりに、暴力的な内容に、当時のマスコミも大騒ぎし、国会にまでその話題は波及したけれども映画は映画です。
なんのかんのといっても、バイオレンスは、人間の根源的本能。
モラルというまな板に載せる前に、まずはエンターテイメントとして楽しむべき。
けしからんという人は、見なければいいというだけの話。
映画のキーマンは、やはり役者としてのビートたけし。
わけもわからずバトルロワイヤルの戦場へ連れてこられた生徒たちに彼はこういいます。
「今日は、ちょっとみんなに殺し合いをしてもらいます。」
無茶苦茶な一言ですが、これにリアリティを持たせられる役者は彼くらいかも。
この映画で光っていた柴咲コウや栗山千明は、この後ブレイク。
山本太郎は、政治家に転身しました。
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