さて、苗植はほぼ完了。
今シーズンも、いろいろな野菜を手広く定植いたしました。
今回は、植えた苗が誰にでも一目でわかるように、全種類に看板をつけました。
まだ、苗が育ち始めたばかりでは、なかなか区別がつきにくく、どんな野菜が、どんなふうにできるのかはわかりにくいので、簡単な説明と写真つき。
半分は、苗を購入するときに一緒についてくるタグをラミネートではさんでそのまま看板にしました。
追肥のタイミングや、簡単な栽培方法なども裏面にあるので、こちらも勉強しながら、畑仕事を頭に入れられます。
会社の畑で、野菜作りをやらせてもらっていよいよ3シーズン目。
まだまだ、修業は足りないですが、だんだんといっぱしの、お百姓になってきた気分ではいます。
さて、こちらが、今回僕が担当するエリア。
野菜たちは正直です。
こちらが、なにも手間をかけなければ、収穫もそれなり。
忙しい中でも、かけた手間の分にだけ、彼らは正直に応えてくれます。
これは、前シーズンまででヒシヒシと実感。
限られた時間の中で、いかに野菜たちに手間をかけてあげられるか。
畑に行けば、いつでもやることはいっぱいです。
細かいことを言い出せは、限りがありません。
もちろん、師匠たちも含めて、素人百姓三人では、そのすべてをこなすことはできません。
素人農業ですから、それはやむなし。
ですから、畑に行ったら、三人それぞれの時間で、やれることをやれるところまでやる。
結局それしかありません。
そんな中で、出来た野菜は、当然ながら、スーパーの店先に並ぶ、綺麗に揃った野菜のようなわけにはいきません。
形も歪なら、大きさも凸凹。
到底、売り物にはなりません。
ところがどっこい、そんな野菜でも、採れたてをその日に食べれば、スーパーの野菜よりも、みんなおいしい。
つまり、大きさや形は、味には関係ないということは、この2年で学習しております。
素人農業ならばそれで十分。
だって、思い出してみてください。
僕らの子供の頃の八百屋は、みんな量り売りでしたよ。
サイズも形も結構バラバラな野菜を、秤にのっけて、いくら。
それを袋に入れて売ってくれました。
秤の針がちょっと振れないと、八百屋のオヤジは、
「ああ、ちっと足らんな。はい、じゃこれオマケしとくよ。」
すると、「あら。すまないねえ」と客。
こんなやりとりが店先で飛び交っていました。
どの野菜も、今のスーパーみたいに、綺麗にお行儀よく並んでやしませんでした。
でも、みんな美味しかった。
おそらく、野菜たちにしてみれば、勝手に大きくなりたいのに、こちらの都合で、大きさをそろえられてしまうストレスってあるんじゃないでしょうか。
見た目はきれいで、流通を考えれば便利ですけどね。
でも、おそらく不揃いの野菜の方が、ストレスは少ないはず。
今年3年目の素人百姓は、そうにらんでいます。
でも、自分たちの胃袋に入るのなら、結局それでなんの問題もありません。
そして、たくさん収穫できた野菜を、どう保存して、どう胃袋に納めるか。そして、どうお裾分けして喜んでもらうか。
これもまた、これからの楽しいベジタブル・ライフ。
自分たちの作った野菜で、自分たちも楽しみ、そして、差し上げた方にも、喜んでもらえれば、作り甲斐があろうというもの。
なまじ、経済サイクルになんか載せない方が、自然のものは、自然に楽しめるように出来ているようです。
さあ、今シーズンは、何がうまくいって、なにがうまくいかないか。
失敗はご愛敬。うまくいったら、それはまさに天の恵み。
そんな訳で、今シーズンの栽培野菜のラインナップは、動画でまとめてみました。
前回の動画と比べれば一目瞭然。
一週間もたてば、野菜はみるみる成長してきます。
これからは、目が離せません。
ちなみに、こちらは、トマトの脇芽かきの要領です。
トマトは、枝の間から出ようとする、脇芽をマメに取り除くことが、ここからのポイント。
そして、草むしりと水やり。
これが畑作業のメインになってきます。
畑のリーフレタスなどは、絶好調。
来週はもう収穫です。
さあ、楽しみ楽しみ。
コメント