今は、デジカメの時代。
旅をしていて、心に止まった風景があれば、シャッター一つで記録に残せます。
でも、いにしえの旅人は、その風景を記録に残そうと思ったら、絵に描くか、言葉にするしかなかった。
手間も時間もかかったわけです。
でもその手間のかかった分だけ、残った文章や絵には「風流」という命が宿ります。
その、記録として、もっとも手軽だったのが五七五の俳句。
このたった17文字の中に、季節と風情と心象を織り合わせた言葉の刺繍。
世界で最も短い文学ですね。
そこで、平成の旅人としては、デジカメの一枚だけでは物足りないので、拙い俳句など添えています。
いにしえの詠み人からいわせれば、画像を使う分だけ「ずるいぞ。」ということになるかもしれませんが、そこは才能のない凡人の道楽なのでご勘弁を。
そこは、両方駆使して、やっと一枚の作品ということにさせていただいております。
それでは、八ヶ岳野辺山高原で編んできた拙句と画像をどうぞ。
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