これは懐かしい。
あの当時の、森村誠一の推理小説は、ほぼ読破していましたので、この映画もロードショーでしっかり見た記憶があります。
東映の映画でしたが、洋画の映画館で見たんじゃないかな。
Amazone プライムで、あの頃の映画が目白押しなので、嬉しくなってしまいます。
もちろん、衛星放送で録画したDVDも、しっかり持っていますが、それではなく、Amazone プライムで見るのは正直ちょっと複雑な気持ち。
まあ、いいでしょう。
今やそういう時代です。
ほぼ40年ぶりに再見しましたが、それはそれで、いろいろな発見があって楽しめました。
あの当時は、ほぼ原作の方を先に読んでいましたので、ドラマ化や映画化されると、すべて見なくてはいけないような不思議な使命感があったものです。
とにかく、宣伝がすごかった。
なんといっても、製作したのが、映画界の風雲児角川春樹。
ニューヨーク・ロケなども敢行して、気合が入っていました。
当時の映画界は、大作を作らないと、お客を呼べない状況。
各社こぞって、とにかくお金をかけた大作映画をのリリースしていましたね。
ジョー山中の歌った主題歌「人間の証明のテーマ」もヒットしました。
「お母さん、僕のあの帽子どうしたでしょうね」
のあれです。
この映画の重要なモチーフになる、この西条八十の詩を、そのまま英訳した歌詞でした。
あの当時、ジョー山中の3オクターブというハイトーンかボイスで、この曲を歌えたら、友人たちには一目おかれたものです。
カラオケなどまだない時代。
もちろん、練習したのは、ギターの弾き語りです。
懐かしい。
主演の松田優作の個性は、この映画では空回りしてしまったという印象でした。
残念ながら、原作を読んだ感動は、映画では、伝わってこなかったというのが、今回見ても同じ感想。
ただ、個人的には、映画の冒頭で、エレベーターガールを演じていた島崎奈々が懐かしかった。
彼女はあの当時のグラビア・アイドル。
僕好みのグラマラスな肢体でした。
まだ、「巨乳」なんて言葉がなかった時代です。
彼女のグラビアに踊っていた文字は「ボインちゃん」
ボインといえば、榊原郁恵や河合奈保子の時代でしたが、僕は「お子ちゃま系」の彼女たちよりは、圧倒的に彼女のファンでしたね。
思わずニンマリです。
これは、スケベ人間の証明ということで。
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