訃報が続きましたね。
亡くなったのは、朝丘雪路さん。
82歳。
最晩年は、アルツハイマー型認知症と戦っておられたようです。
これは知りませんでした。
ご主人はあの津川雅彦。
俳優、歌手、舞踊家、司会と多彩に活躍されたマルチタレントの走りのような方でした。
僕の印象に強烈だったのは、あの大橋巨泉と一緒に、「11PM」の司会をしていた彼女。
「野球は巨人、司会は巨泉」と「朝まるで弱い朝丘雪路」という番組冒頭の決まり文句は懐かしい限り。
おっとりとした超天然のボケで、大橋巨泉とともに、大人の話題をユーモラスに料理していました。
午後11時は、良い子は寝なければいけない時間。
そんな中で、深夜番組「11PM」は、親の目を盗んでは、ドキドキしながら見ていたものです。
まだ「巨乳」なんていう言葉のなかった頃。
大橋巨泉は、彼女のその見事なバストをリスペクトして「ボイン」と命名していました。
これも懐かしい。
僕の巨乳熟女好きの原点は、案外ここらあたりにルーツがあったのかもしれないなんて、改めて思っている次第。
テレビのバラエティでは、他に「ゲバゲバ90分」にも出ていましたね。
コメディエンヌとしての才能は、確かにあった人だと思います。
実の父が日本画家の伊東深水。
その父の溺愛で「お嬢様」として育てられた故の、天然おっとりと、数々の伝説を生むほどの世間知らずが、イヤらしくならずに、ほんのりとしたユーモラスに還元されるのが彼女のタレントとしての真骨頂。
当時の子供の目から見ても、艶っぽいオネエ様でしたね。
司会以外の彼女の来歴では、1970年にリリースされた「雨がやんだら」が白眉。
とにかくすべての芸事に、標準以上のセンスを感じさせる稀有なタレントでした。
大橋巨泉が、確かこういってました。
「司会の相手役として、こんなに勘がいい人はいない。」
昭和を代表する、マルチ・タレント朝丘雪路。
心よりご冥福をお祈りいたします。
合掌。
私も11PMでの印象が強いです。イレブンダービーの当選ハガキを胸元に持っていくのと、ハガキは右のパイオツの前!って言う巨泉さんの声が今でも耳に残ります。ハガキをひくのときの指を舐める仕草もいやらしくなくて上品でした。天然だけど巨泉さんとの息がぴったりな司会は楽しかった。うちでは家族で観てましたよを麻雀実戦教室まで。あと別の曜日だけど釣りとか。UFOの特集も必ず観てました。UFOのときは松岡きっこだったかなぁ。
名司会者が2人とも亡くなってしまいました。
投稿情報: ゆみりんこ | 2018年5 月20日 (日曜日) 午後 03時29分
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、とても上品な色気のある方でした。
水曜イレブンは、愛川欽也、火曜イレブンは、大阪毎日放送製作で、司会は田中義一でした。
金曜イレブンの音楽や映画情報は、今野雄二。
ビリー・ジョエルもブルース・リーも、僕はここで初めて知りました。
あの男女掛け合いのスキャットのテーマソングも好きだったなあ。
投稿情報: Sukebezizy | 2018年5 月20日 (日曜日) 午後 08時32分