今年の野菜畑。
毎年絶好調だったスイカが、今年は大不作。
あのとんでもない暑さのせいだったのかもしれませんが、恒例のお裾分けを期待していた皆様には、申し訳ないことをいたしました。
しかし、それでもかぼちゃは、この暑さの中でもそこそこの収穫。
かぼちゃは保存が効くので、なにかと便利です。
10月になった今でも、我が家には、まだ在庫はたくさん。
料理などをしておりますと、あらためて、かぼちゃは野菜の優等生であることをひしひしと感じる次第。
とにかく、いろいろな料理に使えて、かぼちゃは本当に重宝いたします。
春に仕込んだ野菜の収穫が始まってからは、毎日せっせと弁当作りが日課。
コンビニ弁当や外食はほぼしないで過ごしてまいりました。
そして、その弁当のおかずのラインナップには、なにかしらのかぼちゃ料理が並びます。
惣菜だけではありません。
かぼちゃは、お菓子やケーキにもオールマイティ。
クックパッドで検索してみても、レシピがズラリ。
料理は、成功したもの、失敗したものいろいろありましたが、製作者責任として、すべて完食。
この半年は、畑で採れた新鮮な野菜を、食べ続けてまいりました。
そんなわけで、ここでちょいとトライした作品をご披露したいと思います。
まずは、定番中の定番。
かぼちゃの煮物。
これだけとってみても、クックパッドで検索するといろいろな味付けレシピが出てくるのですが、僕が一番しっくりきたのは、やはり醤油とみりんと砂糖の鉄板味付け。
この黄金比に料理酒も加えたかぼちゃの煮物が美味しかったです。
レンジでチンもできますが、我が家は大鍋で大量につくります。
とにかく、これを作っておけば、おかずであと一品という時に重宝します。
これは、コロッケ。
実はこれ、油で揚げていません。
かぼちゃ、玉ねぎ、ハムに、マヨネーズとバターを混ぜてフードプロセッサーで捏ねます。
その具に、オリーブオイルを入れてチンした焼きパン粉を衣付けしたもの。
コロッケボーロですね。
簡単にできて、キッチンもとっちらからず、しかも揚げたコロッケと出来上がりは遜色なし。
これはちょっといいレシピを見つけました。
どかーんとつくりました。
これは、かぼちゃの他にも、トマト、じゃがいも、なす、人参など、収穫野菜を大量消費できる鉄板メニュー。
野菜カレーと、野菜クリームシチュー。
シーズン限定のベジタリアンにトライしていますので、肉は入れません。
野菜のみでつくりましたが、かぼちゃが入っているだけで、食べ応えは申し分なし。
我が家には、炊飯器をあえておきません。
なので、ライスはありませんから、カレーライスはできません。
このカレーとシチューは、トーストと一緒に食べます。
かぼちゃは、もちろんスープにもなります。
これは、牛乳とコンソメで味を整えました。
ポタージュスープですね。
玉ねぎも投入しましたが、煮込みすぎて溶けちゃいました。
仕上げにパセリをパラパラがおすすめ。
かぼちゃを無駄なく大量消費するために、生菓子にもトライ。
かぼちゃのパウンドケーキです。
これは、ホイップクリームを練りこんだスコーン。
甘味付けにメレンゲをパラパラ。
そして、かぼちゃのプリン。
これは、ローズマリーヒップのハーブティでいただきました。
こちらは、かぼちゃ生地で作ったチーズケーキ。
何回か作って失敗しましたが、これは上手くいきました。
そしてこれ。
あらまあ。
写真がちょいとボケましたね。
失礼。
これは、蒸したかぼちゃの上に、黒蜜ときな粉をかけたもの。
ちょっと和風で、作り方はいたって簡単ですが、これが意外に美味しかった。
おかずでもよし。おやつでもよし。
かぼちゃ料理には、もちろんまだまだ、未体験のメニューがひしめいています。
かぼちゃ畑は、秋に入って、全て片付けて綺麗にしてきましたが、在庫のかぼちゃはまだ豊富。
老後の一人暮らしに備えて、これからも、たくさんのメニューにトライしたいところ。
これは、我が家のお菓子コーナー。
とりあえず、作ったかぼちゃ生菓子が、こうなっているだけでニンマリしてしまいます。
作るときはいつもレシピの分量の倍以上は作りますので、お裾分けもしまくり。
もちろんプロのつくったものにはどれも遠く及びませんが、それでも、「美味しかったよ。」とレスポンスされると、生産農家料理人としてはうれしい限り。
百姓にとって、野菜や野菜料理を食べてくれた人たちの直接の「ありがとう」は、いつも励みになります。
考えてみれば、プロの農家はある意味可哀想かもしれません。
どんなに、苦労して美味しい野菜を作っても、農協を通して出荷する限り、消費者の「ありがとう」を直接聞くことはできないのですから。
さて、まだあるかぼちゃで、今度は何を作りますか。
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