クラシックの映画ばかり見ていたので、衝動的に新しい映画を見たくなりました。
2016年に、公開されたばかりの作品。
就職活動をしていく若者たちの群像劇です。
原作は、直木賞受賞の朝井リョウの小説。
出演は、佐藤健、菅田将暉、有村架純、二階堂ふみ。
若手の俳優では、実力派揃い。
大学生の就職活動を描いた作品では、僕らの世代で忘れられないドラマがありました。
「ふぞろいの林檎たち」のパート1ですね。
サザンの「いとしのエリー」にのって、あのドラマが登場したのが1983年。
同世代でしたので、あのドラマは身につまされました。
もう35年も前のドラマですが、この映画のキャラクター設定が、とても似ているような気がしました。
バブル期の空前の売り手市場と言われた頃の、就職模様を描いた映画で「就職戦線異状なし」というのもありました。
こちらは、1991年の作品。
平成ガメラを撮る前の金子修介が監督でした。
そしてそこからまた25年経った今時の学生たちの就職模様。
「ふぞろいの林檎たち」を見ていた頃に、同世代だった僕もすでに、定年退職目前。
映画の中の彼らは、平成不況の中、なかなか出ない内定に一喜一憂していきます。
この映画では、時代を反映して、ツイッターやLine などのSNSツールが重要なツールになっていますね。
しかし、この時期の若者が抱えた問題とテーマそのものは、時代に関係なく、共通している模様。
海外ボランティア、サークル活動、手作り名刺、エントリーシート、模擬面接、OB訪問などなど。
様々な活動やツールを駆使して、彼らがつかみとっていった就職先。
しかし、そうやって夢と現実の折り合いをつけて、晴れて社会人となっていった彼らは、いったい「何者」。
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