大根を収穫してきました。
本格的な収穫は、これからですが、まずは一本。
大根はもちろん、葉っぱも立派な緑黄色野菜。
これを料理しない手はありません。
チャーハンなどに入れて炒めても良いですが、今回は漬物にしました。
葉と茎の部分を分けて、それぞれ塩揉みした状態で半日。
これをよく、よく水洗いして、塩昆布と一緒に和えるだけ。
レシピでは、これに大根の千切りを加えますが、冷蔵庫にちょうど、千切りにした冬瓜がありましたので、これを使いました。
なかなか美味しい漬物の出来上がり。
さて、それでは大根本体にまいりましょう。
野菜ソムリエの勉強をしていますが、講座ではこう教わります。
「野菜ソムリエは、使う野菜の氏素性をしっかりと言えなければいけない。」
しかし、大根の場合は、市場に出回っている野菜のほとんどが青首大根。
頭の部分が、うっすらと緑色の大根ですね。
もちろん、これもそう。
したがって、この大根の氏素性は、東京都青梅市産の青首大根ということになります。
大根に含まれている生分で有名なのは、消化酵素のジアスターゼ。
そして、肝臓に含まれる酵素カタラーゼ。
胃腸の働きを助ける栄養素ですね。
たくさん摂取するには、ナマがいいのですが、今回は煮物にしました。
大根の皮を剥いて、輪切りにします。
さらにそれをカットして、半月形にします。
ちなみに大根は、皮も炒め物などで使えますが、今回は割愛。
鍋には、醤油、みりん、酒の煮物黄金トリオを入れ、さらに、砂糖とごま油。
これに大根を入れて、この汁がなくなるまで中火から弱火で煮ます。
これで、美味しい大根の煮物ができました。
出来上がったものは、さらに味を染み込ませるために冷蔵庫へ。
白状しておくと、子供の頃、母親の作る料理で一番嫌いだったのが、この大根の煮物。
どうやら、大根独特の辛味が、子供には苦手だったと思われます。
これがメインで食卓に出ていると、お店で働いている(我が実家は本屋)両親の目を盗んで、冷蔵庫に常備してあったイシイのハンバーグを一人で炒めて勝手に食べていました。
それが、こうして60歳を越えると、畑で作った大根で、こうやって煮物を自分で作って楽しんでいるわけですからわからないものです。
レシピを見て作ってはいますが、気がつけば、母親の作っていた大根の煮物と同じく、ほんのり薄味になっておりました。
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