野菜ソムリエの試験も終わって、昨日は、ずっとストップしていた家事をしながら、YouTubeを見ていました。
今、YouTubeで 賑やかなのは、民事の判決が出たばかりの伊藤詩織さん裁判関係の動画。
この判決が出たことで、一斉に色々な人が、コメントの動画をあげていました。
本人たちの判決後の外人記者クラブの記者会見の模様から、登録チャンネルアップ狙いの野次馬コメントまで、アップされている動画は、玉石混合。
しかし、伊藤さんの勝訴で、完全に潮目が変わりました。
彼女は、これまでのセカンドレイプとも戦うという姿勢を見せていますので、やっていた輩は冷や汗たらり。
サッサと動画を削除して、トンヅラした方もいるとか。
ここに至っても、立場を変えなければ立派なものですが、おそらくは、続ければ炎上必至。
「言い訳する」「取り消す」「謝る」「消える」のどれかを選択することになると思われます。
おそらく、伊藤さんをディスっていた人たちは、この裁判で、彼女が勝つことはないと踏んでいたのでしょう。
事実およそ、この手の裁判で、被害者側が勝つというケースは、あまり聞いたことがありません。
というよりも裁判以前に、どれだけ泣き寝入りしている女性が多かったかは、想像がつきます。
ですから、今回の裁判は、普通に考えて、彼女が、我々の想像を超えて、必死に頑張った結果だったといっていいと思います。
もちろん周囲の応援もあったでしょう。
そして、この判決を下した裁判官も、忖度のない、真っ当な判断を下した。
これが何よりでした。
敗訴した、山口氏は憮然とした顔で、控訴すると発言していましたが、二審となれば、彼は、今回の裁判にはなかった、新しい決定的な証拠を提出しない限り、同じ内容では勝てません。
勝てないとなれば、和解ということになりますが、果たして彼女がそれに応じるか。
今や彼女は、世界の「ミートゥー」運動の「顔」になりました。
さあ、そうなると、慌てているのは、セカンドレイブをしていた連中だけではありません。
いままで山口氏を守ってきた政権中枢の人たち。
逮捕状も出て、あとは執行するだけになっていた逮捕を、直前で取りやめさせたのが、今も警察の中枢にいる人物。
この人は、菅官房長官の元秘書です。
Twitter には、写真も名前も載っていました。
そして、逮捕を事前にキャッチして、山口が泣きついた相手が、当時の内閣情報官。
ここまではファクトです。
寸前での逮捕中止劇に、現政権が関わっていたかは、今回の裁判では明らかになっていませんが、おそらく今頃は、得意の証拠隠滅、隠蔽に必死になっているのでしょう。
自宅前で待ち構えていた伊藤さんを振り切るようにして、車でダッシュしていったと警察官僚の動画を、YouTubeで見ました。
僕も、一般人が、逃げる警察を追いかけていくというのは、初めて見ました。
とにかく、山口という人は、「総理」という本を書くほど、現政権にべったりだった人物。
いろいろな便宜を図ってもらっていたようです。
その政権に見限られたら、この人は完全にアウト。
自分は、その顛末を知らないと言っていますが、官邸からの保護がなくなったら、この人は単なる強姦魔です。
そして、その政権も、いまや「桜を見る会」問題で、相当屋台骨がぐらつき始めました。
いつまでも、問題多き山口氏の面倒を見ていられないかもしれません。
それから、問題なのは、TBS です。
山口氏は、元TBSのワシントン支局長。
山口氏の逮捕中止劇も、伊藤さんへの準強姦事件も、TBS はその事実を知りながら、ほぼ黙殺していたました。
この事件の背後にあるのは、就活をしていた彼女に対する、パワハラです。
金平キャスターが、この件に関して「今は伝えられませんが、私はいつかこのことを取り上げたいと思っています。」とコメントしていました。
やはり、彼がわざわざここで「私」といったところに、TBSの闇の奥深さ感じます。
山口氏が今後もまだ彼女と戦う手段があるとしたら、もはやウソか捏造しかないだろうと思いわれますが、それは政権も同じ。
彼らの嘘、捏造、隠蔽スキルは、半端じゃありません。
「桜を見る会」の合同ヒヤリングなどを聴いていると、官邸官僚たちの、嘘を嘘と認めない答弁はどれも筋金入り。
「文書は破棄した」「聞き取り調査はしない」「それはお答えできない」
証拠がなければ、犯罪行為も、権力の不正乱用もすべて闇の中。
YouTubeでは、その驚くべきやりとりをノーカットで見れますが、これをテレビの枠で編集するとどいうイメージ操作の編集になるのか。
特に、公平中立を謳うはずのNHKによる、政権よりの編集が目に余るので、僕は今ニュースはほとんどテレビでは見ませんが、今回の件に関しては、せめて、当事者のTBSくらいは、真摯に現実を見つめて、自分たちの元社員の不祥事を、政権への忖度なしで伝えられればたいしたものでした。
でも、無理だろうなあ。これからも。
正直にいって、「今年は日本が世界の真ん中で輝いた年」などいう寝ぼけたことを言っているこの人のこの笑顔が、こちらはいい加減に不愉快になってきました。
2019年はどんな年だったのか。
「偽造、捏造、安倍晋三」という言葉があるそうです。
諸悪の根源は、7年もの長期に渡った政権で、腐敗しきった安倍内閣。
「絶対的で、長い政権は必ず腐敗する」
これは、ジョン・アクトン卿のいった、長い歴史の中で例外のない事実です。
その安倍内閣に、舐められっぱなしの野党と国民。
あの人に政治をやらせておくと、我が国が相当ヤバイことになる。
これはもう、そろそろいい加減どちら様も気が付きましょうよ。
出来れば、伊藤詩織さんの、「Black Box」をあけていく戦いが、「桜を見る会問題」同様、安倍政権の幕引きにつながっていけばいいと思います。
そうすれば、彼女は、令和のジャンヌ・ダルク。
あれだけの美貌ですから、絵にはなります。
おっと、こういうのも、顰蹙発言になるようならご勘弁を。
準強姦事件の立証が難しいのは、基本的には、それが密室内で起こる、当事者だけの問題だからです。
どんな状況証拠があっても、結局そこにあった真実は、当事者だけにしかわからない。
そんな中で、自分が傷つくことも恐れずに戦って、この忖度だらけの今の日本の司法で、勝利を勝ち取った彼女の戦いには、素直に敬意を表します。
白状してしまいますが、若かりし頃、酔っていい気分になった女性と、ホテルに行った経験はあります。
次の朝、僕は準強姦で訴えらることはありませんでしたが、彼女にははっきりと言われました。
「ごめん。みんな忘れて。」
それ以来、酔った女性を口説いたことはありません。念のため。
コメント