ほぼ、昨シーズンの撤収は終わり、畑に残った野菜たち。
残念ながら、うまくいかなかったものが多く残りました。
白菜、キャベツ、ねぎ、大根、人参などなど。
最終的には、お裾分けするにはちょっと憚られる出来損ない野菜。
しかし、廃棄するには忍びない。
これは、制作責任上、持ち帰り、責任を持って、自分で処理します。
出来損ないとはいっても、畑で作った野菜です。
なんらかの料理には使えるでしょう。
まず白菜です。
定植したのは9月でしたが、結局結球までには至らず。
残念ながら失敗です。
結局このまま収穫することにしまた。
枯れたり、虫食いの葉は剥いて、とりあえずこれだけお持ち帰り。
白菜ですから、まずは鍋の野菜に使えるかは試してみます。
それから、キムチには使えそうじゃないですか。
次はこれ。
キャベツですね。
本来冬キャベツは、ギュッとしまっているのですが、出来上がりはかなりゆるゆる。
色も変です。
これも、一枚一枚剥いていって、おかしそうなところがなくなるまで剥くとこんなに小さくなってしいました。
これは、業務スーパーで、一個100円で売っているキャベツよりも、明らかに見劣りする出来。
しかし、それでも野菜は野菜。
「冷凍生活アドバイザー」の講座で勉強した、保存の鉄則では、「新鮮なうちに冷凍保存」
そして、空気から遮断して保存。
さっそくこれを実行いたしました。
焼きそばや野菜炒め用のザク切りと、千切りに切り分けて真空パック。
今まで、キャベツの冷凍保存はしたことがありませんでたが、「冷凍生活アドバイザー」資格取得の課題提出がありますので、とりあえず冷凍保存しておきます。
こうしておいて、調理法は後で考えます。
さてお次は大根。
師匠が作ったのは定番の青首大根。
これは、大量に収穫できましたが、もう一品種作ったのが、三浦大根。
青首大根は、見事な大きさでしたが、こちらはかなり小ぶり。
三浦大根は、品目ガイドによれば、中太りで大きさもそこそこになるもの。
明らかに貧弱な出来です。
こちらも、持ち帰って、一部は千切りにして冷凍保存。
。
冷凍保存にしてしまうと、解凍しても、なかなか生サラダには戻りませんので、なにか冷凍野菜ならではのいい調理法を探してみます。
お次は人参。
こちらは、大根よりもさらにわかりやすく失敗。
全然大きくなりませんでした。
後から聞いたいろいろな情報を総合すると、やはり種まきの時期がやや遅かったのが原因と思われます。
肥料もほとんど追加していません。
これも、さらなる勉強が必要。
しかし、この出来損ないも捨てるのは忍びない。
というわけで、大根、人参、キャベツと揃った、出来そこない野菜オールスターズで、ピクルスを作ってみました。
水と白ワインと穀物酢。
砂糖と塩少々。
香り付にローレルの葉。
そして、ピリッとしたアクセントをつけるために鷹の爪少々。
レシピでは、その他、レンコン、パプリカが入りますが、在庫がないのでそれは割愛。
次第に味が染みてきて、だんだん美味しくなってきましたが、やや硬い。
もしかしたら、一度冷凍した後、解凍してから、ピクルス液につけた方が、柔らかくなり、味も染みて、より美味しかったかもしれません。
次回にトライします。
そして、ネギです。
これも、本来であれば、徐々に土寄せをしていって、ネギの白い葉柄部分が、最長になるように育てていくのですが、なかなか手が回らず寸足らずのネギになってしまいました。
しかし、理屈の上では、味は変わらないので、これも全収穫してお持ち帰り。
ザク切りと、微塵切りに分けて冷凍保存。
すでに、収穫してあったネギは、土つきのまま、冷暗所保存してありましたが、これはそのまま長期放置しすぎて、怪しくなってきていたので廃棄。
もったいないことをしました。
なにせ、胃袋はひとつなもので、これだけ大量に野菜のストックがあると、どう調理してもなかなかなくなりません。
年末年始は、声のかかった宴会には、すべてストック野菜の料理を出品して、在庫減らしに努めましたが、それでも二台の冷凍庫はパンパン。
せっかく収穫した野菜たちですから、冷凍生活アドバイザー講座で学習したことはフル活用して、我が家での食品ロスは限り無くゼロにしたいところ。
さて、この時期。ホームセンターの園芸コーナーには、ジャガイモの種芋が各種出回っています。
苗植えをするのは、三月になってからですが、その時期になって買いに行っても売り切れになっていることは学習しているので、10キロほどの「男爵いも」を購入してきました。
昨シーズンは、ジャガイモはやらなかったのですが、料理にしても便利に使える食材ですので、やはりないと寂しい。
箱から出して、少し風に当てて、定植に備えます。
さて、今までは、仲間三人でやってきた畑ですが、師匠たちも、今年はいよいよ定年退職を迎え、別の会社に移ることが決まっています。
そういうわけで、今シーズンは、僕だけで畑を切り盛りしていくことが濃厚。
まだまだ勉強不足は否めませんが、県内の小川町に、僕のイメージする多品種小ロットの有機野菜農家を見つけました。
来月にはインターシップとして、本格的な営農を勉強させてもらう予定。
ここで学習したことを、そのまま我が野菜畑で実践していこうというのが今シーズンの目論見。
また、それとは別に、北海道の酪農農家でも研修させてもらう予定です。
ちょっと中途半端な時期の定年退職でしたので、この半年間は、いろいろな就農パターンをつまみ食い的に研修してきましたが、いよいよ今シーズンは本格的に、販売も視野に入れた百姓研修をする予定。
とにかく、悠長なことをいっていられる身分ではありませんので、徐々に忙しくしてまいります。
その方が、心身ともに健康的!
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