指定野菜というのがあります。
これは、法律で決められている、日本人の食生活に欠かせないとされる野菜。
「消費量が相対的に多く又は多くなることが見込まれる野菜」 ということで、野菜生産出荷安定法第二条により定められています。
いわば、青果コーナーの定番野菜といって良い面々。
もちろん、国のフォローの対象にもなっています。
なので、多品種栽培の生産農家としては、これはすべて押さえておきたいところ。
以上の14品種です。
キュウリ トマト・ナス・ピーマン・キャベツ・タマネギ・ネギ・ハクサイ・ホウレンソ ウ・レタス・サトイモ・ダイコン・ニンジン・ジャガイモ。
ジャガイモ、サトイモ、ネギは、すでに植え付け終了。
春大根、ニンジンは、種まき終了。
白菜、ほうれん草、タマネギは、秋野菜なので時期を待つとして、残りの定番野菜は、すべて今回の定植メニューに入れました。
まずは、ナス。
ナスは、百姓にとっては、ハナマルの優等生。
手間がかからない割には、長い期間にわたって収穫ができる野菜です。
お裾分けしても、喜ばれてきました。
なので、今回は、例年よりもしっかりと畝の長さを確保。
植えた品種は以下の通り。
「千両二号」
「長茄子国陽」
「黒秀」
「賀茂茄子」
合計33株。
次は、トマトです。
トマトは、比較的デリケートな野菜。
どこの農家に行っても、通常はハウスで栽培しています。
それくらい管理が難しい。
我が畑でも、これまでトマトの栽培はしてきましたが、あまりうまくいっていません。
もちろん、ハウスはありません。
すべて露地栽培。
特に、大玉や中玉は、難しい。
といっても、実は、赤く熟す前の段階までは、問題なく育ちます。
ところが、熟した途端に、鳥害や獣害が発生。
まったくもって見事なもので、連中は、熟していない段階のトマトには見向きもしません。
熟した瞬間を見極めてから、狙ってきます。
それゆえのハウス栽培というわけです。
特に、大玉中玉の被害が著しい。
なので、昨シーズンは、比較的被害の少ないミニトマトだけに絞って、栽培しました。
しかし、今シーズンは、ずっと畑に張り付いていられる身分になりましたので、再度、大玉中玉にもトライ。
鳥害獣害対策も、いろいろと思案中です。
しかし今は、それほどコストもかけられない身分。
手元にある資材で、出来る限りことはやってみるつもりです。
植えた苗の品種は以下の通り。
「桃太郎」(大玉)
「フルティカ」(中玉)
「アイコ赤」(ミニトマト)
「アイコオレンジ」(ミニトマト)
「アイコ黄色」(ミニトマト)
苗は、すべて近くの農産物直売所で仕入れました。
すべて近隣農家お手製の苗。
これが畑の環境に、一番相性の良い苗であろうというお見立てです。
そして、ピーマン。
これも定番の野菜。
パプリカ、ししとうも含めて、畝一本まるまる。
例年以上の数の苗を植えました。
そうそう、レタスも指定野菜でした。
我が畑では、玉レタスではなくリーフレタスがメイン。
レタスは、生育が早く、今回植えた苗の中では一番は早く収穫が可能。
6月になれば、食卓に乗せられます。
その他、定植した苗はまだまだ。
残りは、次回ということにします。
コメント