続けて、「東宝変身人間シリーズ」を見ようと思ったら、primeビデオのラインナップに、あの懐かしいテレビ・ドラマを見つけてしまいました。
「傷だらけの天使」です。
いやあ、これは懐かしい。
日本テレビで放映されたのが、1974年から1975年にかけてですから、僕はまだ中学三年。
ちょうど色気付いてきた頃に見たこのドラマは、衝撃的でした。
主演は、萩原健一と水谷豊の愛しきアウトロー・コンビ。
いわゆる「バディもの」のハシリではなかったでしょうか。
オープニングで、ショーケンがワイルドに朝食を食べるシーンは、密かに真似したモノです。
プライム・ビデオで、全26話全てが見られますが、今回どうしても見直したかったのが第3話。
「ヌードダンサーに愛の炎を」
これは、当時の中学生にとってはかなり強烈で、今でもはっきり覚えています。
なんといっても、舞台になるのが浅草ロック座。
(オサムが着ていたハッピにそう書いてありました)
知る人ぞ知るストリップ劇場の殿堂です。
そして、ここでストリッパーを演じたのが、中山麻理です。
中山麻理といえば、僕らの世代では、「サインはV」の椿麻理。
主演の岡田可愛とのコンビネージョンによる「X攻撃」が、必殺技でした。
あのシーンの時、朝丘ユミよりも、椿麻里の揺れるバストの方を注目していたのは、果たして僕だけだろうか。
その彼女が、ついにその魅惑のバストを惜しげもなく披露してくれたのが、「ヌードダンサーに愛の炎を」。
この前回の予告編で、この情報を知ると、その1週間を指折り数えて、固唾を飲んで、自分の部屋のテレビの前に陣取った記憶があります。
もちろん、ビデオデッキなどない時代。
すべては、自分の両目に焼き付けなければいけません。
当時は、アダルト・ビデオなどない時代でしたが、テレビでのヌードの規制は、逆に今よりもはるかに緩かったですね。
この回は、ストリップ劇場が舞台でしたから、とにかくヌードのオンパレード。
今では、作る方の自主規制で、こんなシーンがドラマで撮られることは、まずありません。
さあ、そんな中で登場した中山麻理演じる、ストリッパー有明マリ。
期待通りに、全編にわたって、魅惑のバストを惜しげもなく披露。
よくありがちな、思わせぶりのカットなど一切なし。
これは、中学生には、衝撃的だったでしょう。
気合いの入った演出だなあと思っていたら、テレビドラマであるにも関わらず、監督が深作欣二でした。
時期的には、「仁義なき戦い」の頃で、一番脂の乗り切った頃です。
しかも、脚本は市川森一。
確かに、彼女のヌードがなくても、映画レベルの一級娯楽品であったかもしれません。
中山麻理は、後に沢田研二と共演した「炎の肖像」。
後の旦那になる三田村邦彦と共演の映画「限りなく透明に近いブルー」にも出演。
もちろん、全て見ていますが、何を目的で見に行ったかは、推して知るべし。
後の僕の女優の趣味に、大きな影響を与えた一人であることに、間違いありません。
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