スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃
さて、旧三部作の「エピソード5 帝国の逆襲」で、しっかりと学習しておりましたので、今回はビックリしませんでした。
三部作の真ん中にあたるエピソード2では、話は膨らむだけ膨らんで、解決せずにエピソード3に繋がるという展開ですね。
これが、ルーカス少年が、子供の頃に胸躍らせた連続活劇スペース・オペラの手口というわけです。
(と、偉そうに言ってますが、僕はそれを見たわけではありません)
エピソード1で活躍した、アナキン坊やも、あれから10年が経って、今は立派な青年に成長。
演じるのはイケメン俳優ヘイデン・クリステンセン。
オビ=ワン・ケノビの元で、一人前のジェダイになるための修行中です。
さて、アミダラ姫は、惑星ナブーの元首として、元老院議会に貴重な一票を投じるために惑星コルサントに訪れますが、何者かに爆弾テロを仕掛けられてしまいます。
しかし、犠牲になったのは侍女で、彼女は間一髪難を逃れます。
議長の計らいで、彼女のボディガードを務めることになったのが、オビ=ワン・ケノビとアナキン・スカイウォーカのジェダイ師弟コンビ。
アミダラ姫を狙うのは、銀河共和国を離脱した分離主義勢力。
刺客は、毒虫を放って彼女の寝室を襲います。
異変を察知したケノビとアナキン。
王女を守った後、大追跡の末、刺客は確保しますが、その依頼主を聞き出そうとしたまさにその時に、敵の毒矢で殺されてしまいます。
その毒矢の情報から、惑星カミーノを割り出し、単身乗り込むオビ=ワン。
しかし、彼はそこで、ジェダイ・マスターのサイフォ・ディアスが依頼したというクローン兵士の製造工場を見せられて愕然とします。
そして、このクローンたちの遺伝子ホストが、取り逃した刺客のジャンゴ・フェットという展開。
ジャンゴの確保を試みるオビ=ワンでしたが、結局取り逃してししまいます。
一方、アナキンは、惑星ナブーで身を隠すというアミダラ姫を護衛するという、はじめての単独任務を与えられます。
執着を生み、冷静な判断に影響するという理由で、恋愛は禁じられているのがジェダイ戦士の掟。
しかし、二人は急速に接近。いつしか禁断の愛に。
そんなある夜、アナキンは、フォースの力で実の母親シミの苦悩の声を聞きます。
何かがシミの身に起きていることを察したアナキンは、アミダラと共に、故郷である惑星タトゥイーンへ向かいます。
しかし、そこで見つけた母親シミは、盗賊タスケン・レイダーに拉致され瀕死の重傷。
救出に向かったアナキンの腕の中で絶命してしまいます。
憎しみの炎を燃え上がらせたアナキンは、圧倒的なフォースの力で、この盗賊一味を一人残らず殲滅。
すでに旧三部作を見ているこちらには、このアナキンが、やがてフォースのダークサイドに落ちて、ダースベイダーになってしまうことはわかっていますので、これがその重要な伏線になるなとピンときます。
さて後半、この分離主義勢力の中心人物として、元ジェダイのドゥークー伯爵が登場。
彼は、強力なフォースを操りますが、今はダークサイドに落ちており、シスの暗黒卿ダーク・シディアスを師としています。
演じるのが、あの有名なドラキュラ俳優であるクリストファー・リー。
エピソード4では、デス・スターのターキン提督の役で、ピーター・カッシングも出演しているので、これで1960年代のハマー・プロの二大恐怖映画俳優が、シリーズ揃い踏み。
圧倒的な貫禄のクリストファー・リーでしたが、この映画撮影の時、はたして何歳だったか気のなって調べてみました。
これがなんと、ちょうど80歳。
これは、恐れ入りました。
映画のクライマックスには、ジェダイ・マスターのヨーダと、ライトセーバー対決もしているのですから(もちろん、代役スタントでしょうけれど)大したものです。
個人的には、「007 黄金銃を持つ男」のボンドの宿敵スカラマンガ役以来のお姿拝見でした。
さて、そのドゥークー伯爵が、バトル・ドロイドを大量に生産している大工場があるのが惑星ジオノーシス。
そこで、ドゥークー伯爵に捕らえられてしまったオビ=ワンを救出するために、アナキンとアミダラ姫が惑星に向かいますが、結局二人も捕らえられ、3人は処刑のために、コロシアムに引き出されてしまいます。
絶体絶命のその時、マスター・ヨーダの率いるクローン部隊が到着。
形勢はこれで一挙に逆転して・・
しかし、ドゥークー卿は、この大バトルの中をまんまと脱出し、エピソード4に登場するあのデス・スターの設計図を、彼の師となるダース・シディアスに手渡すという展開。
さあ、だんだんと旧三部作に、話が繋がり始めました。
そして、ラストでは、禁断の愛を貫いて、なんと結婚することになるアナキンとアミダラ姫。
ええ? ということは、旧三部作のルーク・スカイ・ウォーカーの母親は、アミダラ姫かい。
エピソード3に、観客の期待を膨らませるだけ膨らませたところで、エピソード2の任務は終了。
しかし、それにつけても、自分がイメージした空想の世界を、ここまでの完成度の高い圧倒的な映像にしてしまう快感は、いったいどれ程のものか。
それなりに、自分なりの妄想は楽しんできたオタクのハシクレとしては、世界中の人が楽しむことができるこの偉大なる妄想を抱き続けたジョージ・ルーカスには、素直にリスペクトを捧げたいとおもいます。
この人が空想した世界は、今や世界の地球規模の共通アイコンとなったわけです。
まさに、これこそオタク冥利の極み。
世界で最も成功した、幸せなオタクが、この人かもしれません。
盟友スティーブン・スピルバーグといい勝負です。
大丈夫。
まだ、ジョージ・ルーカスの思い描いた壮大なストーリーはちゃんと追えています。
さあ、エピソード3は、ブルーレイに新三部作綺麗に並べてダビングしてあるので、すでに、デッキにセット済み
見るのは明日にします。
シリーズ全9作を見終わるまでは、浮気はしない予定。
楽しみです!
コメント