ガール・ネクスト・ドア
いわゆる「筆おろし」モノという映画のジャンルがあります。
童貞の少年が、艶っぽい年上の女性に、恋の手解きを受け、最後は童貞を奪っていただくというのが定番のストーリー。
自慢ではありませんが、映画を見始めた頃から、この手の映画は大好物でした。
そこそこにエッチな展開は、期待できるので、映画の善し悪しは、ほぼ関係なし。
それだけで、入場料の元は取れるという魂胆でした。
ただひとつだけこだわったのは、主演女優の好み。
そして、その女優は出来れば、Fカップ以上の巨乳。
これが、満たされていれば、映画の中身はほぼ問題にしませんでしたね。
何度見たかわからない「青い体験」「続・青い体験」のラウラ・アントネッリ。
これ一本で永遠のヒロインになった「おもいでの夏」のジェニファー・オニール。
「エマニエル夫人」よりもしびれた「プライベート・レッスン」のシルビア・クリステル。
今でも、一番好きな女優のジャクリーン・ビセットも、「経験」という筆おろし映画に出演しています。
その他、ナタリー・ドロンの「個人教授」、キャロル・ベイカーの「課外授業」などなど。
いやあ、恥ずかしながら、1980年代までは、とにかく見まくっていますね。
映画を見なくなってしまった1990年代以降も、この手の映画は、多くのスケベ映画ファンに支えられて、たくさん作られていたと思われます。
本作は、久しぶり見た「筆おろし」ものでした。
こちらも、還暦を超えてしまって、もうこういう映画を楽しめる歳でもないと思っていましたが、これが意外に楽しめました。
よかった、よかった。まだスケベ魂は健在のようです。
本作は、2004年製作と言いますから、今からはもう17年も前の作品。
登場人物が使っていた携帯が、かなり年代物のガラケイでした。
主演は、エリシャ・カスバート。
ほぼ存じ上げない女優さんですが、なかなか魅力的でした。
アメリカの人気テレビドラマ「24」に出演してブレイクしたことで、日本未公開だった本作が、急遽Blu-rayになったようです。
Amazon プライムにラインナップされていました。
主人公の高校生の隣の家に引っ越してきた美女が、ポルノ女優だったことで巻き起こる大騒動。
正直申して、この設定で相当過激なシーンも期待してしまいましたが、そちらはそれほどでも。
しかし、ヒロインの魅力で、そこにそれほどストレスは感じませんでした。
ラストのオチは、考えたなという気もしましたが、ツッコむのは野暮というもの。
ほぼセオリー通りの「筆おろし」もので無難にまとめたというところでしょう。
オタク系少年が、イイ女を落とすというドリーム・ストーリーは、昔よりも、むしろ今時の方がウケがいいのかもしれません。
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