さて、1年半かけて、「SMULE」でアップしてきた、「覚えている歌謡曲」のリストを作るのに、現役引退以来、久しぶりにエクセルを使いましたが、私事ながら、ついでに色々なデータ分析が出来ました。
なかなか興味深い結果です。
歌手別で、ダントツの一位だったのは、32曲のサザン・オールスターズ。
もちろん、僕の世代は、彼らとはデビュー当時からの付き合い。
個人的には、大ファンというわけではありませんでしたが、もちろん桑田佳祐の才能には、一目も二目も置いてきた世代ではあります。
僕よりも、弟たちが大ファンでしたので、兄貴はそこから逆輸入した形です。
このサザンの32曲に、「桑田佳祐」としてのソロ活動や、臨時プロジェクト「KUWATA BAND」の楽曲も含めると、総数は42曲となり、いかに彼が長い年月を通して、一線の国民的ヒット・メーカーであったかと言うことを証明していますね。
カラオケで歌える曲の総数ということになると、個人的に入れ込んでいた佐野元春や、さだまさしは、シングルよりも、アルバムの方をとことん聴き込んでいましたので、サザンよりも多いだろうと予想されますが、彼らにハマっていたのは、そのキャリアの最初の5年間ほど。
年代別のランキングの上がってくるヒット曲の多さでは、やはりサザンには及ばなかったということでしょう。
第二位は、松田聖子の25曲です。
おそらく、彼女が活躍当時にリリースされたシングルは、ほぼ全曲歌えたのではないかと思います。
これはうなづけます。
しかし個人的に、アイドルとしてファンだったのは、天地真理とキャンディーズまで。
松田聖子が世に出てきた頃には、こちらも大学生になっていましたので、世に言われるように、どうもデビュー当時の彼女の「ブリッコ」演出や、嘘泣き演出が、やたらと鼻についてはいました。
しかし、彼女の歌う楽曲だけは、掛け値無しで素晴らしかった。
もちろん、ユーミンや松本隆、大瀧詠一、細野晴臣、尾崎亜美といった超一流アーティストの提供する楽曲の素晴らしさは言うまでもありませんでしたが、その曲の世界を体現する彼女の表現力と、魅力ある歌声は、アイドル・ソングを一流のポップスにまで押し上げ、後のアイドル歌手の歌唱にまで多大な影響を与えた功績は素直に認めるところ。
この25曲も、覚えたと言うよりは、当時の空気の中で、自然に体に染み込んでいたような感覚です。
どれも、ランキング一位になるようなヒット曲なわけですから、当然と言えば当然。
佐野元春やさだまさしなどのアルバムを聴き込んだアーテイストと違って、おそらく彼女の場合は、ここで歌えたヒット・シングル25曲以外はほとんど知らないと思われます。
リアルなカラオケでも、さんざん歌った曲ばかりですから、覚えていて当然かもしれません。
3位は、山口百恵でしたが、彼女はちょうど僕と同年齢。
森昌子、桜田淳子と三人で、「花の中3トリオ」で売り出してきましたが、そのキャリア後半では完全に2人から、頭一つも二つも抜け出して、独自の存在感を出していました。
宇崎竜童・阿木ようこコンビとタッグを組んだ「夢先案内人」からのシングル曲は、これも松田聖子同様、ほぼ全曲歌えましたね。
20歳で引退した山口百恵ですが、もしも彼女が引退せずに、そのまま芸能活動を続けていたとしたら、間違いなく、松田聖子の25曲は上回っていたと思われます。
データの上では、4位には、佐野元春の22曲がランクインされていますが、ユーミンが、「荒井由実」「松任谷由実」合わせて同じく22曲ですので、同率4位ということになります。
ユーミンもデビューした1972年以来、ずっと一線で楽曲を送り出し続けてきた長いキャリアがあるので、これも当然と言えば当然。
彼女のアルバムも、二十代の頃は、とことん聞き込んでいましたので、カラオケで歌える曲の総数ということになれば、当然トップを争う数になると思います。
一時期は女子がいるカラオケ・パーティともなれば、ウケを狙って、ユーミン・ソングを歌いまくっていましたので、そんな下心のおかげで、今でも相当数の楽曲は歌えるはずです。
さだまさしは、グレープ時代の楽曲と合わせれば、25曲になります。
この人のアルバムも、ヘビーローテーションで聞き込みましたね。
人の感情の機微を憎いほどに熟知している彼の「涙腺刺激ソング」は、楽曲としては反則技だろうと思いつつも、年を経るごとにそんな抵抗感もどこへやら。
こめかみに血管を浮き立たせて、声をふりしぼる快感に、いつしかどっぷりハマっていて、カラオケに行けば、彼のレパートリーは、必ず何か一曲は披露してくるまでになっていました。
沢田研二も、ザ・タイガーズ時代の三曲を合わせれば、ちょうど20曲。
全盛期の彼のヒット曲も、ほとんど覚えようとしていたつもりはないのに、気がつけば歌えるようになっていたものばかり。
その時代に、多感な頃を過ごしていたものとしては、流行歌というもののパワーというものを、彼の活躍を通じて、つくづくと思い知る次第。
アリスの14曲はやや意外でした。
谷村新司は、まだアリスが「冬の稲妻」でブレイクする前に、「セイ・ヤング!」の水曜深夜のパーソナリティとして活躍していた頃からのファンでしたので、後のヒット曲よりも、まだ売れない頃の楽曲を、番組で散々聴かされていた印象が強いですね。
今でも「チャンピオン」や「ジョニーの子守唄」などのヒット曲よりも、デビュー曲の「走っておいで恋人よ」や「青春時代」の方が好きだったりします。
以下、3曲以上歌えた曲がある歌手をズラリと並べて見ましたが、現在60歳を超えたばかりの、昔からのカラオケ・ファンとしては、あまりコアなアーティストに深入りすることなく、世の中のヒット曲の王道で、カラオケ道を邁進してきたかなとは思います。
ミーハーと言われれば、甘んじて、それはお受けいたしましょう。
しかし、ミスチルの12曲と、数えるほどの例外を除いては、今でも活躍している歌手たちは、ここには、ほとんどリストアップされませんでした。
これは、当然といえば当然なのかもしれませんが、悔しいといえば悔しいところ。
新しい歌手による、新しい流行を感知するセンサーが、どれくらいの年齢で働かなくなってしまったかは、個人的にはやや興味のあるところ。
好きは好きだったので、ケツメイシやFUNKY MONKY BABYS のヒップホップ系にもトライはしてみましたが、やはり苦戦はしています。
カラオケは、ストレスを発散させるエンターテイメントな訳ですから、堂々と好きな曲ばかり歌っていればいいのでしょうが、そこはコアなファンとして、「ジジイ趣味」と言われるのも癪なので、常に新曲には挑戦はしていたいところ。
しかし、残念ながら、最新曲へのトライは、2018年の「パプリカ」で止まっているのが悲しい現実です。
まだまだ「昔の曲は良かった」なんて、懐古趣味に浸る気はサラサラないので、どうか、還暦過ぎの爺さんの琴線に触れる素敵なヒット曲が、巷に流れるのを期待しています。
もうテレビは一切見なくなってしまっていますので、どうかその際には、YouTubeへのアップをよろしく。
サザン・オールスターズ 32
松田聖子 25
山口百恵 23
佐野元春 22
さだまさし 19
沢田研二 17
アリス 14
荒井由実 13
中森明菜 13
Mr.Children 12
郷ひろみ 12
竹内まりや 12
郷ひろみ 12
キャンディーズ 11
矢沢永吉 11
井上陽水 10
ピンクレディ 10
井上陽水 10
布施明 10
B'z 9
長渕剛 9
松任谷由実 9
小柳ルミ子 9
チェッカーズ 8
美空ひばり 8
よしだたくろう 8
加山雄三 8
五木ひろし 8
安全地帯 7
桑田佳祐 7
松山千春 7
天地真理 7
南沙織 7
アン・ルイス 6
オフコース 6
グレープ 6
ゴダイゴ 6
中島みゆき 6
岩崎宏美 6
森進一 6
中島みゆき 6
内山田洋とクールファイブ6
BOOWY 5
TUBE 5
アグネス・チャン 5
今井美樹 5
小林旭 5
ザ・スパイダーズ 5
ザ・ピーナッツ 5
ちあきなおみ 5
山下達郎 5
甲斐バンド 5
今井美樹 5
山下達郎 5
山本リンダ 5
小椋佳 5
小林旭 5
世良公則とツイスト 5
西城秀樹 5
西田佐知子 5
青江三奈 5
石原裕次郎 5
黛ジュン 5
田原俊彦 5
北島三郎 5
野口五郎 5
PUFFY 4
SMAP 4
イルカ 4
テレサ・テン 4
トワ・エ・モア 4
森山良子 4
梓みちよ 4
杏里 4
越路吹雪 4
欧陽菲菲 4
加藤登紀子 4
橋幸夫 4
近藤真彦 4
高橋真梨子 4
坂本九 4
桜田淳子 4
森山良子 4
谷村新司 4
中村雅俊 4
八代亜紀 4
薬師丸ひろ子 4
KUWATA BAND 3
PRINCESS PRINCESS 3
アルフィー 3
石川さゆり 3
かぐや姫 3
ガロ 3
キャロル 3
小泉今日子 3
米米CLUB 3
ザ・タイガース 3
ザ・ドリフターズ 3
スターダスト・レビュー 3
チャー 3
チャゲ&飛鳥 3
チャゲ&飛鳥 3
徳永英明 3
浜田省吾 3
フィンガー5 3
ペドロ&カプリシャス 3
吉幾三 3
海援隊 3
吉幾三 3
研ナオコ 3
原田真二 3
弘田三枝子 3
高田みずえ 3
細川たかし 3
堺正章 3
三橋美智也 3
寺尾聰 3
石川さゆり 3
太田裕美 3
大瀧詠一 3
渡辺真知子 3
都はるみ 3
藤圭子 3
藤山一郎 3
徳永英明 3
八神純子 3
尾崎紀世彦 3
浜田省吾 3
敏いとうとハッピー&ブルー
3
米米CLUB 3
由紀さおり 3
和田アキ子 3
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