9月になりました。
12年前の9月にしたためた短歌です。
西暦で言えば2001年。
この年の9月は、ちょうどあの「9.11」でしたね。
我が父もまだ存命。介護の日々でした。
平成十三年九月
病院食「ゆっくり食べろ」とその昔言われた父に言っている今日
女子高生携帯メールで泣き顔にその中身などちょっと気になり
扇風機エアコン切ってサッシ開け九月の空気部屋に招きいれ
台風が去った日本は雨上がり海の向こうは飛行機が降る
回復を伝える今日の天気予報遠い異国の雲行き思う
ゲームしてバラエティ見た画面から米軍隊の出撃届く
あたりまえに過ごす僕らの日常が突然そうでなくなる怖さ
基地の町いつも見慣れた空軍の低空飛行にギョッとしており
ハリウッド映画のヒーローヒロインに全アメリカ人がなっているよう
ライオンや象虎猿が手を組んで鼠一匹退治しにゆく
今からおよそ10年前。
まだ、ブログなどもなかった頃、短歌などをノートに認めていた時期がありました。
当時は、トラックに乗って、アチラコチラを走り回っておりましたので、
そこから眺めた風景を、五七五七七の言葉でスケッチしたものです。
その歌集の中から、八月の短歌をピックアップして、紹介することにしましょう。
「日々の詩」八月葉月編。
平成十三年八月
盆踊り東京音頭で拍子取り本日ばあちゃん晴れのお立ち台
夏祭り商店街が着飾って大型店舗に一日対抗
出店らも引き上げ静まる境内の祭りの後に野良猫一匹
外人に道を聞かれて出る英語伝わらなくて日本語になり
田子の浦赤白煙突吐く煙たれこめた雲に飲み込まれゆく
関所越え峠の霧をわけて行く霧箱根八里のトラック野郎
夕暮れに豆腐屋のラッパ鳴り渡るここは東京下町亀有
ペルセウス夏の夜空に降り注ぐ流星たちを目を細め見る
故郷向かう高速渋滞風はなしお盆民族大移動かな
父帰る三人がかりの下の世話病院に送り深々一礼
高原の風が野を越え山を越え我がベランダにやって来た朝
海帰り外国帰り山帰り土産話が飛び交う三時
顔半分日傘の影に隠れてる着物の婦人のうなじ艶めく
夏休み最後の日曜家族連れ想い出作りのワゴンは北へ
夏休み最後の一日宿題を終えてない子は外に出られず
夏空に秋の空気が押し入って取っ組み合いの雨を降らせる
海の家人影まばらな午後三時麦藁帽子と花火の骸
昨日は久しぶりに、カラオケ仲間たちと歌いまくってまいりました。
まず、第一部は、池袋のパセラ本店で、昼の1時から3人で約4時間半。
そして、いつもの東武ビル11階のベトナム料理店「ロータスパレス」で食事した後、
第二部は、新橋の洋楽カラオケバー「Bruce」に繰り出して、さらに4時間。
三人とも、50代ですが、なかなかタフです。
さて、今回の、カラオケミーティングでは、個人的には、iPad でどこまで遊べるか実験してみました。
まずは、ジングルですね。
よくラジオ番組で、コマーシャルの合間にかかるアレです。
これは、GrageBand というアプリで製作いたしました。
ちょっと聴いてもらいましょうか。
これを使ってやってみたかったことは、ラジオ番組スタイルのカラオケ進行。
もう、通算10回もカラオケ・ミーティングをやっておりますので、
ただ歌いまくるのでは面白くない。
なにか新しい楽しみ方はないかなと考えていて浮かんだのがこれ。
とはいっても、別に特別なことは何もありません。
ただ、決めたテーマに添って、こちらからお二人に歌う曲を予め指定して、
おしゃべりを聴きながら、歌ってもらおうというだけのものです。
今回選んだテーマは、60年代の映画音楽。
そして、その進行のアクセントとして、このジングルを使おうというわけです。
昔懐かしい、ラジオの深夜放送のDJになったような気分で、おもわず楽しめました。
そして、お次は映像。
これは、アラフィのお二人にお願いして、僕の歌っている映像を、iPad で撮影してもらいました。
それを、その場で編集。
使用したアプリは、iMovie です。
そしてそれをそのまま、YouTube にアップ。
もう、これくらいのイベントならば、わざわざビデオカメラを持ち歩かなくてもいいということですね。
しかも、編集もその場で出来てしまう。
これは、僕のようなビデオオタクには、たまりません。
その場で、友人にメールをして知らせましたが、すぐに返信が来ました。
「暑苦しいから、もっと短い曲にしろ」
おっしゃるとおりですな。
撮影した曲は、レッド・ツェッペリンのあの名曲です。
それから、もう一曲。
ご本人のお許しをいただきましたので、アラフィ紅一点のyumirinkoさんの一曲。
キャロル・キングの歌でしたね。
お客さんの中に、ちょうど結婚したばかりというカップルがいらっしゃいましたので、
お二人にプレゼントという1曲。
ぴったりの曲でした。
そして、歌っている彼女はコチラ。
これは、やはり iPad のアプリで、SktchBook PRO を使用。
帰りの電車の中で、描きました。
さてさて、昨日、三人で歌った曲は、池袋と新橋で、合わせて80曲。
僕が歌ったのは、以下のとおりです。
20120526 池袋パセラ sukebezizy メドレー短縮版.mp3
20120526 新橋ブルース sukebezizy メドレー短縮バージョン
楽しい一日でございました。
昔々、小学校の先生にいわれたものです。
「おまえは、下書きだけだったら、5をあげられるんだけどなあ」
要するに、僕の図画は、下書きまでならいいけど、色を塗り出すとおかしくなってくるということのようです。
これは、僕自身にも自覚がありましたね。
昔からそうでした。
下書きまでは、サッサカ描けるんだけど、ジックリ色を塗るという作業で、てきめんにボロが出る。
この「iPad お絵描きギャラリー」を、やっていても、それは同じです。
まあ、変な話なんですが、僕の場合は、じっくり時間をかければかけるほど、イメージからはずれていく。
そんな作品はけっこうあります。
時間をかけて、描いたものが、画期的によくなったということがあまりないわけです。
そこで、今回は、塗り絵前の、デッサンを一挙公開することにします。
ここまでの段階ですと、ネタを決めてから、描き終るまでの、通常所要時間平均およそ5分以内。
まあ、ここまでですと、僕としてもトットコトットコ描けて、しかも楽しい。
まずは見ていただきましょうか。
今でこそ、ギターを抱えることすらなくなってしまいましたが、20代の頃は、
僕も、同世代のモテタイ男たち同様、ギターをかき鳴らしては、オリジナルの曲なども
作ったりしておりました。
一応、数十曲は作りましたね。
バンドの真似事みたいなこともやってましたから、曲作りとしてはその頃がピーク。
しかし、30代になって、バンド活動をやめた頃から、曲作りもパッタリ。
50歳を超えて、今あらためて、若かりし頃の自分が作った歌を聞き返すんですが、
どの曲を聞いても、なぜか自分が作ったとは思えない。
不思議な感じです。
それは、この曲にしてもそう。
とにかくいえることは、どう逆立ちしたところで、今の僕には、こういう歌をひねり出す
感性はないなということ。
やはり、人生もすれっからしてくると、感性の劣化は、悲しいかな如何ともしがたい。
ですから、そういう意味では、愛おしい一曲です。
しかし、年を食ってくると、作る感性はなくなってしまっていても、こういう場で、
歌ってしまおうという度胸だけはついてくるようです。
まあ、聞いて下さい。
最後は、大合唱といきたいところなんですが、せめて口ずさんでいただければ
作者としては大成功。よろしければご一緒にどうぞ。
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I'm in music
寂しさに流されそうな時
街角に来て耳をすませてみる
昨日までただ通り過ぎてきたものが
優しく僕に語りかける
いつもの街 いつもの店
いつものやつ いつもの人達
いつだって そうさ いつだって
思い出を彩るあの歌
I'm in music 心が揺れたなら
I'm in music 誰かを愛したなら
I'm in music 心が揺れたなら
I'm in music 誰かを愛したなら
何も信じられないなら
海に向かって大声で叫んでみる
心の中からっぽにしてしまえば
信じられる何かが見えてくる
いくつもの愛 いくつもの夢
いくつもの歌 いくつもの出会い
いつだって そうさ いつだって
思い出を彩るあの歌
I'm in music 心が揺れたなら
I'm in music 誰かを愛したなら
I'm in music 心が揺れたなら
I'm in music 誰かを愛したなら
生きてく事に紛れて 自分を見失ってしまう時
小さな声でもいいから 口ずさんでごらん
誰にも聞こえなくてもいいから歌ってごらん
I'm in music 心が揺れたなら
I'm in music 誰かを愛したなら
I'm in music 心が揺れたなら
I'm in music 誰かを愛したなら・・・
これも、やりだすとキリがないのですが、ちょっと手が止まるような写真がいっぱい。
母親が亡くなった時、マメだった彼女が整理管理していたアルバムを
弟たちの了解を得て、全部引き取り、とりあえず、すべてスキャンしてデジタル保存しておりました。
僕は、与野駅(現在はさいたま市)西口商店街育ち。
実家は、いずみ書店という本屋でした。
開業は、昭和37年。
僕は、東京都大田区生まれですが、小学校三年生から、ここで育ちました。
まずは、貴重な昭和30年代の与野駅西口の様子。
これは、全部、うちの屋上から撮った写真ですね。
この頃は、まだ僕は、ここにはいません。
わが「いずみ書店」の前身は、「興文堂」という、文房具店でした。
この興文堂は、当時の与野界隈では、まだ珍しかった、3階建ての駅前雑居ビルの1階でした。
ここを経営していたのが、オバアチャンの妹さんの旦那さん。
血縁的には、どういうんでしょうか。
そして、そこを、実業家だった、うちのオバサンの旦那さん(要するにオジサン)が引き取り、当時サラリーマンをしていたうちの父親が脱サラして店長に就任。
いずみ書店がスタートします。
以降、与野駅西口の開発事業で、1992年に店を閉じるまで、いずみ書店は、与野駅から徒歩58歩という立地条件で、営業しておりました。
昭和45年ころのいずみ書店。
隣は、確か「コロッケころちゃん」。その隣は、タバコ屋でしたね。
店頭風景。
月の初めには、学年誌がどっとなら並べられるのですが、あれを、立ち読み防止の為、一冊一冊ヒモで縛る仕事は、よくやらされました。
うちの母親の口グセ。
「働かざるもの、食うべからず。」
レジにいるのは、その母親。
立ち読みしているのは、ボク。
これは、住まいのあった3階から、毎日飽きるほど眺めていた風景。
すぐ隣が、当時の国鉄の大宮操作場でしたので、電車はひっきりなしに通っていました。
昭和55年頃の店頭風景。
店内から見た駅前通り。
タクシーのちょい先に、チラリと見えているラーメン屋。
これが、「百蘭」。
まあ、ここのラーメンのなんとおいしかったことよ。
というよりも、子供の頃は、ここ以外のラーメンを食べたことがなかったので、「ラーメン」という食べ物は、どこで食べても、こんなにおいしいものだと思い込んでおりました。
ここをやっていたオジイちゃんが引退して、パン屋になってしまってから、仕方なく、あちこちのラーメン屋に行くようになるのですが、そうなってはじめて、「白蘭」のラーメンの味が、ただものでないということに気がついたわけです。
とにかく、僕のラーメン好きの原点は、すべてここからスタートしています。
忙しい両親でしたから、この店は、ほとんど我が家の食堂替わり。
100円玉一個もらって、ここで70円の中華そばをたべ、残りがお小遣いという寸法でしたね。
昭和55年当時の店内風景。
目付きが悪いのがうちの父親。
そして、これは、駅前開発以来、まるで様変わりしてしまった、現在の与野駅西口。
今の与野駅西口界隈には、当時の面影は、まるで残っていません。
ボブ・ディランの歌が聞こえてきそうです。
時代は変る - The Times They Are a-Changin'
さあて、これも、連休中にやってみたかったことです。
いつも遊んでいるアメリカのカラオケサイトのSingSnap。
このネットカラオケ・システムの優れているところは、何回も音を重ねていける機能です。
ハモリ大好きオジサンとしては、この機能はたまりません。
下手なコーラスも、重ねていけばごまかせるという寸法。
で、はたして、このシステムで、いったい何テイクぐらいダビングが可能なのか、
一度とことんやってみたいと思っていました。
そこで選んだ曲が、みなさんよーくご存知のあの名曲。
"WE ARE THE WORLD"
ご承知のように、1984年当時の、アメリカポップス界の大物スターたちが、
クインシー・ジョーンズの呼びかけの元、一同に介し、信じられないような
大コーラスセッションを繰り広げました。
当時、あのビデオは、大興奮で、何度となく繰り返し見たものです。
そこで、この歌の見せ場でもある前半の、歌手たちの豪華歌唱リレーを、
ひとりで再現してみました。
一節歌い終わったら、後は後半のコーラスというスタイルで、合計15回のダビング。
3日がかりで、やっと今夜完成。
なにをバカなことをやっているんだと思われるでしょうが、これはけっこう楽しめました。
一人で、"WE ARE THE WORLD" ということで、タイトルは"I AM THE WORLD"
15回重ねても、特に問題はありませんでしたので、これはまだまだいけそうです。
では、ご紹介。
そして、ワルノリついでに、実際の、"WE ARE THE WORLD"の歌手を、
小林克也風にナレーションしたバージョンをオマケ。
いやあ、しかし、ギターは弾いていないとダメですね。
なんでもないアルペジオなんですが、指がつりそうになりました。
それからコード。
歌詞は残っているので見ればいいのですが、コードを残していないんですね。
そんなに難しいコードを使っているわけはないのに、これがなかなか思い出せません。
もしかしたら、自分で作った曲なのに、自分で弾けないなんて曲はけっこうありそう。
作りっぱなしでは、作った曲たちにあまりに申し訳ないので、これからはちょこちょこと
アップしていこうかと思います。
さてこの曲。
これは、ほとんど女子を口説くために作ったような曲です。
まあ、今はカラオケがありますから、笑い話になってしまいますが、
僕はあの当時、車のトランクには、いざという時のために、生ギターを一本ひそませていましたね。
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GOOD MORNING
目が覚めてふと君を見る
なんの夢見てるのさ
飾りのない寝顔照らす
優しい Sunday Morning Sunshine
mm mm, My love, My love
mm mm, My love, My love
Oh, Stop this Moment
Cause I'm in your dream
Good Morning, Good Morning
君のかすかな寝息に合わせ
もう少しだけ寝ていよう
君のかわいい唇に
おはようのキス Good morning !
mm mm, My love, My love
mm mm, My love, My love
Oh, Stop this Moment
Cause I'm in your dream
Good Morning, Good Morning
Good morning ・・・・