『手紙』という映画を見ました。
この映画は、2003年に刊行された東野圭吾の小説が原作。
地味な題材の作品ではありますが、興行収入15億円のスマッシュヒット。
犯罪加害者の親族の視点に立って、その心情の動向を丹念に追った作品です。
主演は、山田孝之と沢尻エリカ。
二人のコンビの作品としては、「タイヨウのうた」がありましたが、撮影としては、こちらがさき。
山田孝之の演技力は、同世代の俳優の中では頭ひとつ抜けています。
監督も、「そのままの演技力を出してもらう」という事で、撮影中は一切、演技的指示をしなかったといいます。
確かに、とてもデリケートで繊細な役どころを、自分なりに消化して、上手にこなしいてたという印象。
原作では、彼の役はバンドをやっているという設定でしたが、この映画では、漫才師という設定。
意表をついた設定変更ではありますが、結果論から言えば、これが逆に、映画ならではのリアリティを生むことになっており、成功したといえましょう。
ラストの感動へのスパイスとして、この「漫才」が、意外にビリリと利いていました。
ラストでもうひとつ。
挿入歌として使われていたのが、「言葉にできない」。
この曲、もちろん知る人ぞ知る、80年代のオフコースの名曲。
この映画で使用されていたのは、オフコースのバージョンではなく小田和正のソロバージョンでしたが、この曲が、この映画のテーマ「手紙」と、見事にシンクロしていました。
おそらく、監督には、この映画のラストには、この曲をもってくるというアイデアが最初からあったと思われます。
僕にとっても、秘蔵の曲を、こんなふうに、「特別扱い」してもらえると、やはりうれしくなりますね。
その思いは、ちょっと「言葉にできない」。
「手紙」にでもいたしましょうか。
この映画は、2003年に刊行された東野圭吾の小説が原作。
地味な題材の作品ではありますが、興行収入15億円のスマッシュヒット。
犯罪加害者の親族の視点に立って、その心情の動向を丹念に追った作品です。
主演は、山田孝之と沢尻エリカ。
二人のコンビの作品としては、「タイヨウのうた」がありましたが、撮影としては、こちらがさき。
山田孝之の演技力は、同世代の俳優の中では頭ひとつ抜けています。
監督も、「そのままの演技力を出してもらう」という事で、撮影中は一切、演技的指示をしなかったといいます。
確かに、とてもデリケートで繊細な役どころを、自分なりに消化して、上手にこなしいてたという印象。
原作では、彼の役はバンドをやっているという設定でしたが、この映画では、漫才師という設定。
意表をついた設定変更ではありますが、結果論から言えば、これが逆に、映画ならではのリアリティを生むことになっており、成功したといえましょう。
ラストの感動へのスパイスとして、この「漫才」が、意外にビリリと利いていました。
ラストでもうひとつ。
挿入歌として使われていたのが、「言葉にできない」。
この曲、もちろん知る人ぞ知る、80年代のオフコースの名曲。
この映画で使用されていたのは、オフコースのバージョンではなく小田和正のソロバージョンでしたが、この曲が、この映画のテーマ「手紙」と、見事にシンクロしていました。
おそらく、監督には、この映画のラストには、この曲をもってくるというアイデアが最初からあったと思われます。
僕にとっても、秘蔵の曲を、こんなふうに、「特別扱い」してもらえると、やはりうれしくなりますね。
その思いは、ちょっと「言葉にできない」。
「手紙」にでもいたしましょうか。
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