女性専用車両

ひさしぶりに都内に出るのに、JRを利用しました。

我が家からの最寄駅JR川越線指扇駅から、東京ビックサイトのある、りんかい線「国際展示場駅」までは、直通でしたね。

このあたりの電車通勤の方には、とっくに常識なのでしょうが、最近の電車事情には疎いオジサンにとっては、これしきのことがリトルサプライズでした。

そして、リトルサプライズといえば、もうひとつ。

この電車の都内に向かう最前列車両付近に、こんな案内がありました。

「女性専用車両」

平日（月～金曜日） 始発～9：00　17：00～21：00

ご乗車いただける方

・ 女性のお客様
・ 小学6年生以下の男性のお子様
・ お身体の不自由なお客様と介護者のどちらかが女性の場合に同伴される男性のお客様

女性専用車両は、公共交通機関において、原則として女性だけが利用できるようになっている車両というわけですね。

車内における迷惑行為防止の観点から、安心してご利用いただける車内空間を提供することを目的とするとの主旨。

要するに、平たく言えば、痴漢立入禁止車両というわけです。

しかし、そうまでされると、なにか、男は全員痴漢だといわれているようで釈然としませんな。

つまり女性専用列車は単なる女性優遇策に過ぎないだろう。男性をすべて犯罪予備軍とみなす差別・人権問題だ。

そんなことも、考えたくもなります。

まあ、本当の目的が痴漢防止策ならば、導入時間帯はラッシュ時に限っていいでしょうし、また利用者もオバサンたちは省いていいでしょう。
いや、もっといってしまえば、ナイスバディで、それなりのルックスをお持ちのお嬢様たちだけに限定してもいいのではないでしょうか。

そんなことを思いながら、この女性専用車両に並んでいる女性たちを眺めた限りでは、どうも、かなり「勘違い」が入っている方も、少なからずいらっしゃいましたね。

そんな女性専用車両に並んでいたひとり。学生時代は、おそらく「風紀委員」か「クラス委員」をやったことがあるだろうと思われる、きついメガネとね濃い口紅のオバサマと目が合ってしまい、思わず目を背けてしまいました。

そして、心の中でこうつぶやきます。

「大丈夫。あなたなら、すし詰めの満員電車でも、誰も何もしませんよ。保障しますって。