世界の歴史に登場にする、「美女と悪女」をコンパクトにまとめた一冊。
今までにも、何度この手の本に手が伸びてしまったことか。
スケベな「歴史」オタクの、哀しい性と申しましょう。
華やかな宮廷生活の果てに断頭台の露と消えたフランスの王妃=マリー・アントワネット。
漂泊の生活を送ったヨーロッパ一の美貌皇后=エリザベート。
中国の玄宗皇帝を惑わせた傾国の美女=楊貴妃。
母子相姦までやってのける暴君ネロの母親=アグリッピナ。
フランス国王の公式の愛妾となったポンパドゥール夫人。
本書に登場する美女たちは、いずれも歴史のお墨付きをもらった「セレブ」ばかり。
その「美しさ」ゆえに、それぞれの時代のひとかどの名士たちの寵愛を受け、メイクドラマを繰り広げてきた彼女たち。
日本では、メイクボディの「叶姉妹」あたりを、「セレブ」と呼んでもてはやしているようですが、やはり歴史上のセレブたちとは、ちとスケールが違いますね。
最近の日本のマスコミがこぞって使っている「セレブ」という物言いは、明らかにピントがずれています。。
ちゃんと「成金」といってあげましょう。
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