さて、この映画で、一番印象に残っているシーンはラスト前。
悪徳寺社奉行・堀田豊前守の自害を見届けた妖怪たちが、深夜の町を騒ぎ狂いながら行進し、夜明けと共に消えていくという幻想的なシーン。
この映画の目玉です。
河童、牛鬼、ひょうすべ 、ぬらりひょん、般若、一つ目小僧 、泥田坊
火吹き婆 、油すまし、青坊主 、うまおに からかさ・・・
まさに、魑魅魍魎、百鬼夜行。
日本では、永田町界隈に出没する一癖二癖ある政治家たちを指す言葉として使われがちですが、正式には、こちらの妖怪の面々を指す言葉です。
妖怪パレードの、どんじりを、センスを上下させて、落語家みたいないでたちで歩いていくのが、「ぬらりひょん」
この妖怪が、最後に画面からフェイトアウトするまで、この妖怪たちの行進シーンは今でもしっかりと脳裏に焼きついております。
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