東宝の特撮シリーズを見ておりますと、どの映画にも必ず登場するシーンがあります。
それは、テレビアナウンサーが、ゴジラのニュースを伝えるシーン。
そして、ふと気がつくと、そのアナウンサーがいつも同じ「顔」であることに気がついてニヤリ。
こういうあたりをチェックするのはけっこう好きです。
調べたところ、そのアナウンサー役は、池谷三郎という人。
すでに亡くなられておりますが、この方は俳優ではなくて、ちゃんとした元TBSのアナウンサーです。
調べましたら、東京都出身で、慶應義塾大学卒。
『ゴジラ』第1作よりアナウンサー役として出演。
しかし、映画では、ノンクレジットである事が多かったため、『いつものアナウンサー』という通称が付いていました。
「いつものアナウンサー」というと、「欽ちゃんのドンとやってみよう」にも、萩本欽一にいじられまくっていたアナウンサーがいましたが、その人とは別の人。
といいますか、こちらが元祖というべきでしょう。
登場したのは、以下の映画です。
ゴジラ(1954年 本多猪四郎監督):GHKアナウンサー
キャプチャーした画像はあるのですが、どう見ても池谷アナウンサーには見えないのでここには割愛。
空の大怪獣ラドン(1956年 本多猪四郎監督):ラジオアナウンサー
モスラ(1961年 本多猪四郎監督):ネルソンショー実況アナウンサー
妖星ゴラス(1962年 本多猪四郎監督):南極推進力機関センター広報員
怪獣大戦争(1965年 本多猪四郎監督):アナウンサー
怪獣総進撃(1968年 本多猪四郎監督):福沢アナウンサー
マニアックな映画ファンとしては、こういう人に目がいってしまうと、もう黙っていられなくなります。
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