『妖怪大戦争』は、予想外の好評を博した、『妖怪百物語』の後を受けて作られました。
しかし、より「子供向けエンターテメント」路線に走り、「怖さ」は激減。
妖怪たちに、勧善懲悪のヒーローをやらせてしまっては、主客転倒。
僕としては、やはり前作に軍配が上がります。
さて、この映画の悪役は、海の向こうの妖怪ダイモン。
西暦にして1751年、古代バビロニアの古都に忍び込んだ墓荒らし達が、凶悪な吸血妖怪「ダイモン」を4,000年の眠りから、復活させてしまいます。
ダイモンは、新鮮な血を求めて、海を渡り日本へ飛来。
ここで、はたと思い当たりました。
あれこんなイントロの映画、どこかで見たことがあるぞ。
そう、「エクソシスト」ですね。
「エクソシスト」の冒頭は、イラクでの遺跡発掘現場。
ここで、メリン神父は、悪霊パズズの像を発見します。
メリン神父は「この邪悪な悪魔」と対決する日が近いことを予感するという冒頭。
そして舞台は、ニューヨーク・・
パクリとまではいいませんかが、設定はけっこう似ています。
エクソシストの製作は1973年ですから、ウイリアム・フリードキン監督が、どこかで、この「妖怪大戦争」を見て参考にしたかもしれません。
だとすれば、「おもわずニヤリ」ですな。
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正解だと思います。当時期、黒澤映画がもてはやされた様に、一種のコンセプトとして拝借した可能性は有るかも知れませんね。私もにやけています。エクソシスト、当時思春期の私、眠れぬ夜が何日続いたか…怖さは100倍…外国は砂糖を、クリームケーキに変えたのか…
投稿情報: shadow | 2023年9 月14日 (木曜日) 午前 01時24分