さて、2009年度の顔の最後には、この人に登場してもらいましょう。
シアトル・マリナーズのイチロー。
とにかく、本年度の幕開けは、あまりにドラマチックな、WBCでの2年連続世界一。
あそこまでの不審にあえぐ彼を見たのもはじめてでしたが、最後の最後で、あそこしかないという場面での決勝打。
「神が降りてきた」と彼はいってしましたが、その神様に、空の上から、あの場面で、ああいうイジラレ方をされること自体が、そもそもタダモノではない証拠。
レギュラーシーズンでも、彼の活躍は神がかりでした。
テキサス・レンジャーズ戦での、渋い内野安打。いかにもイチローらしいヒットでしたが、これがとんでもないヒットでしたね。
米メジャーリーグ史上初となる9年連続200安打を達成した瞬間でした。
スタンドの観客からは、当然のごとく、スタンディングオベーション。もちろん、彼をあの場で祝福してくれたのは、アメリカの野球ファンたちです。
この人は、もうすでに、世界のイチローになんですね。
あの王貞治氏も、「世界の王」とは、いわれていましたが、やはりイチローの場合は、土俵が向こうであることに意義があるんだと思います。
今年に夢を実現させた人は、それなりにいるかもしれません。
でも、その夢を実現させたみなさんは、さあ、次はどうしますか。
自分にご褒美もいいでしょう。ガッツポーズでもけっこう。
でも、大切なのは、そこからどうするか。
「夢は確かに叶えるもの」かもしれません。
でも、夢はゴールにしてはいけないということでしょうね。ゴールしたら、また新しい、ゴールをみつけること。
もしくは、夢もゴールも考えずに、ひたすら、自分の目の前にある山をもくもくと登り続けること。
がんばった次のシーズンには、成績がガクンと落ちるスポーツ選手は、まことに多い。
でも、彼は違います。これだけの高水準を、大リーグの場で、保ち続けられるイチローのモチベーション管理は、見事です。
彼を見ていると、何かを目標にしているというのではなく、ただ、自分に課したノルマをもくもくとクリアしているだけで、あとは成績の方が勝手についてきているというふうにしか見えないものなあ。
たいした男です。
「夢のその先に行ってしまった組代表」。イチロー。
さて、以上5人を2009年度の「顔」としてあげさせていただき、本年度のブログのしめくくりとさせていただきます。
どちら様も、2010年度が、よい年になりますように。
心をこめて。
よいお年を!
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