相方が、一週間ほどオーストリアにいっておりました。
残念ながらプライベートな旅行ではなく、研修旅行。
彼女、とりあえず音楽関係の仕事をしておりますので、今回の旅費は会社もち。
帰ってからたんまりレポート提出があるとのことで、行く前から「いきたくなーい」とはいっておりましたが、なんかだかんだで楽しんできたようです。
旅行マニアの、僕としては、うらやましい限りで、そんなところにいかせてもらうアテもない身では、イヤミのひとつも出ようというもの。
甘いチョコレートのお土産はいらないから、その代わり写真をたんまり撮ってきてとお願いして、無理矢理デジカメを買わせて、持っていってもらいました。
さて、その「お土産」の写真を、日曜日に彼女の解説付きで鑑賞。
初冬のオーストリアは、思いのほか、暖かかったようです。
ウイーンやザルツブルグの街並みは、彼女に言わせると何から何までアート。
細かいところが、いちいちこっていて、目が離せないというのが彼女の感想。
本場のオペラを、最高の席で鑑賞できたとかで、痛く稼動しておりました。
しかし、僕は残念ながらまったきくのクラシック音痴。
アマデウスのモーツァルトくらいなら知っていますが、シューマンのピアノ曲といわれても、まるでピンときません。
カラヤンの邸宅とか、ナントカ城といわれてもフーンてなもんですが、1枚だけおもわず声を上げてしまった写真がありました。
その写真に写っていたのは観覧車。
オーストリアで観覧車といえば、そう、あの映画です。
「第三の男」。監督はキャロル・リード。
映画の中で、ジョゼフ・コットンと、オーソン・ウェルズ演じる"第三の男"ハリー・ライムとが、再会する場所が、プラーター公園。
2人は観覧車のゴンドラに乗りこみます。
1897年に完成したという観覧車は、写真で見る限り、いまだあの映画の面影をたたえていますね。
「オーストリアの食べ物はおいしくなーい」
と彼女は申しておりましたが、それでも、しっかり2kg太って戻ってまいりました。
彼女には、こういってやりましたね。
「ザルツブクブク」
我が家のパソコンデスクのマウスパッドは、昨日より「モーツァルト」に変わっております。
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