« 2011年2 月 | メイン | 2011年4 月 »
「あのさあ。なんとか、満タンにしてくれないかなあ。」
柳川信二は、震災一週間後の、埼玉県内のガソリンスタンドの給油渋滞に5時間も並び、やっと給油ができた。
一人一回20ℓまでという、スタンドの店員に食い下がっていた。
「ちょっと、これ見てよ。マスクやトイレットペーパーや紙ナプキン。
これ、なんとか今日中に、茨城の被災地に届けなきゃいけないんだよ。
向こうじゃ待ってんだよ。わかるでしょ
20ℓじゃ、行ったって帰ってこれないでしょ。
あっちいったって、ガソリンスタンドなんかやってないんだからさあ。
こっちで満タンにしていくしかないでしょ。
なんとか入れてよ。満タン。」
年配のスタンド店員は、柳川のけんまくに困惑した顔を隠せないが、その後ろに並んでいる行列の運転手の顔をチラリとみて、首を横に振る。
「申し訳ありませんが。」
その横の列では、別の若い定員が、四葉マーク(高齢者運転標識)をつけた軽自動車に給油している。
「すいません。4リットルしかはいりませんね。」
顔を出して、店員にカードを渡す老婦人。
「あらそう。じゃあ、それでいいわ。」
呆れ顔で、レシートを取りに来た店員が、年配の店員にぼやいた。
「あの、おばあちゃん、昨日も今日も、それから一昨日もこの行列に並んでるんですよ。
燃料なんか全然減ってないのに。
よく、これっぽっち給油するために、この行列に並びますよね。
よほど、ヒマなんですかね。
それに、あれ見てくださいよ。あれも毎日ですよ。
あれは、どこへいくんですかね。」
若い店員の指差した先の、老婦人の軽自動車の後部座席には、カップラーメンやトイレットペーパーが、ぎゅうぎゅうに押し込まれていた。
「地震発生から本日で1週間が経過をいたしました。
亡くなられた皆さん、そして御家族の皆さんに心からのお悔やみを申し上げます。
また、被災され家族が行方不明である皆さんに対しても、本当に御心配のことと心からのお見舞いを申し上げます。」
共同記者関係での管総理大臣のメッセージ。
震災発生以来、管総理大臣をはじめ、政府関係者は多忙を極めていた。
管総理は、記者会見を終えると、首相官邸に戻った。
但し、ここにいられるのも小1時間。
防衛大学校でのスピーチの確認をした後は、被災地である宮城県石巻市の視察に向かわなければならない。
この未曾有の災害が、自分の総理在職時に発生したということは何かの運命だ。
今ここでの自分の対応は、よきにつけ悪しきにつけ、後々まで語られることになる。
自分が、歴史に名を残す総理大臣になれるかどうか。
これは試練でもあり、チャンスでもあった。
総理のテンションは、いやが上でもあがる。
しかし、震災以来の疲労は、極度に達していた。
内閣総理大臣執務室は、静かだった。
机に座って原稿のチェックをしている総理。
部屋には、若手の秘書以外、誰もいない。
「総理。お疲れではないですか。」
「大丈夫だ。」
原稿から、目を離さずに総理が答えた。
「今、コーヒーをお入れします。」
「ありがとう。」
総理のデスクの横に、コーヒーを置きながら秘書がいった。
「しかし、報道関係はあいかわらず、勝手なことばかり言ってますよね。
そりゃ、今の日本では、震災対策は、最優先事項ですから、それはわかりますが、政府がやらなければいけない仕事はそれだけじゃないですからね。」
総理は、一瞬秘書を見たが、すぐに視線を原稿に戻す。
「大連立のことか。」
「はい。もう震災以外のことをちょっとでも言おうものなら、すぐに空気をわかっていないみたいな言い方をしてきます。野党も報道関係も。」
「・・・・」
「自民党の連中なんて、こんなに時でも、総理のアラを探して、あわよくば、政権を取り戻すことしか考えてない。
まったく、空気を読んでいないのは、どっちだという話ですよ。」
総理は、原稿を置き、ゆっくりとコーヒーを飲みながら、秘書の言うことを聞いていた。
「外国のメディアなんかひどいものですよ。
まるで、枝野官房長官だけが、奮闘していて、総理は、バタバタしているだけなんて、失礼極まることを書いています。
日本の総理大臣は、枝野官房長官だと勘違いしている人もいるなんて、とんでもない話です。
ひどいもんですよ。まったく。
対応の甘い東電に怒鳴ったのは総理じゃないですか。
それを、総理の品格がどうとかこうとか。
まったく好きなこと言ってますよ。
わかってるんですかね。
確かに、枝野さんは、睡眠時間も削って、記者会見に対応していますが、ずっと永田町です。総理は、日本全国飛び回っているのに。
それに、ほとんど寝ていないのは総理も一緒です。
総理だけじゃない。みんなそうです。
こんな時に、ノンビリと胡坐をかいて、ボーッとしている政治家なんていやしませんよ。」
秘書は、いつのまにか、熱くなっている自分に気がついてハッとした。
「あ、すいません。お仕事のお邪魔をしてしまいまして。」
総理は、そんな秘書の話を聞きながら、コーヒー片手に、机を離れ、官邸の庭から見える、桜の木の蕾をながめている。
「マスコミの連中は、こういう時でも、自分たちが書きたいようにしか書きません。
政府がこれだけ不眠不休でがんばっていても、疲れて、移動中にコックリしているような写真ばかり撮りたがるんですよ。総理もお気をつけにならないと。
まったく、油断もスキもあったもんじゃない。
こんなに働く政府なんて、世界中のどこの国へ行ったって、いやしませんよ。
それに・・・」
話が止まらなくなっている秘書を総理が制した。
総理は、このエラく饒舌な秘書の顔を、しばらくじっと見てこういった。
「すまないが・・」
「はい。」
「ちょっと5分。一人にしてくれないかね。ちょっと家に電話もしたいのだが・・」
「あ、はい。わかりました。
離れるなと言われているのですが、では、隣の部屋で待機しておりますので、お呼び下さい。」
秘書はそういうと、総理の飲み終えたコーヒーカップを持って隣室に下がった。
管総理は、秘書が離れたのを確認すると、桜の木の見える窓のカーテンをゆっくりと閉め、再び机に戻る。
そして、スピーチの原稿を横に置くと、両手をおもいきり広げ、続けて二度大アクビ。
誰もいないのはわかっていても、思わずあたりを見渡してしまった。
総理はゆっくり席を立つと、扉の向こうにいる秘書に向かっていった。
「よし、戻ってきてくれ。」
震災発生から、一週間が過ぎていた。
前の会社をやめて以来、山田宏は、正業に就いてていない。
40歳にもなろうというのに、アルバイトで日々の生活をつないでいる。
独身。結婚経験はない。
市県民税の滞納を続けており、お国から督促状がきている。
サラリーローンの返済もありで、どうにも首がまわらない。
今のバイト先からは、すでに前借りもしており、これ以上無心すれば、解雇もありうる。
にっちもさっちもいかない山田宏。
こういう時に、脳裏に浮かぶのは、哀しいかな、やはりスロットだ。
11日に東日本を揺るがせた大震災の後、スロット店は、軒並み営業を自粛していたが、昨日辺りからソロリソロリと、照明を控えめにしながら、営業をはじめる店も出始めた。
悪いが、スロットだけは自信がある。
授業料はだいぶ払い込んでいるが、それでも台のヨミが当たれば、ざっと10万から15万円の現金収入。
これを2回から3回連チャンできれば、当座の借金は挽回できるのだ。
しかし、こちらの状況が逼迫していればいるほど、スロットの台は、憎らしいほど微笑んではくれない。
震災の前の日に勝った勢いで、今日は一気呵成に、8万円ほど突っ込んだが、閉店10分前、スロットは最後のメダルを吸い込んでしまった。
万事休す。
店員にはわからないように、台にゲンコツをくれて、椅子から立ち上がろうとしたときに、となりの椅子の下になにか黒いものがみえた。
なんだ?
黒いものは、財布だった。
閉店間際、幸い周囲に、それを見ているものはいない。
山田宏は、さっとその財布を拾い上げると、何食わぬ顔で店を出た。
「すげえ。18万円。」
開いた口が塞がらなかった。
なんと、その財布には、18万円もの現金が入っていたのだ。
落としたヤツのうろたえた顔が、頭に浮かんだ。
落としたヤツ名は、すぐにわかった。
長岡伸一。
財布の中に免許証があった。。
長岡伸一は、アンガ-ルズの背の高い方にどことなく似ている。
免許証の写真が神経質そうにひきつっていた。
しかし、長岡伸一には悪いが、山田宏の笑いは止まらなかった。
濡れ手に粟の現金収入18万円。
この現金、この写真の男が持つには、ちょっと似つかわしくないほどの大金ではあるが、金は金。
悪いが、これは落としたアンタが悪い。
申し訳ないけれど、この金は、自分の借金の返済に、遠慮無く使用させてもらうことにしよう。
山田宏は、躊躇なくそう決めた。
さあ、18万円だ。
しかし、情け無いかな、これでも、当座のローンの返済や市県民税の支払いには、大きく足りない。
あといくら足りない?
計算すれば答えはすぐにでも出た。
あとジャスト20万円。
合計38万円ないと、借金の返済はできないのだ。
そんなことを考えながら、黒い財布の現金を抜き取って、中身をチェックしていると、一枚のメモが出てきた。
そこには、「アルバイト」と書かれとており、3件ほどの会社と電話番号。
なるほど、こいつも、俺と同じくフリーターだな。
山田宏にはピーンときた。
しかし、フリーターの分際で、財布の中身18万円はちょっと多かろう。
そんなことを考えながら、カードらしきものがもう一枚。
それには、こう書かれていた。
福島県いわき市小名浜◯◯
長岡啓三。
これは、おそらく財布の落とし主の父親だろう。
免許証、実家の連絡先、落とし主の個人情報・・・
山田の脳裏に、黒いものが横切った。
さあ、やろうと思うなら、今ここにフリコメ詐欺に必要なものが、すべて揃っている。
山田宏は、きっかり一分間考えて結論を出した。
この男が持っていた現金18万円。おそらく、この金は、この両親からの仕送りに違いない。
東京で暮らすフリーターごときが、財布に入れて持ち歩ける金額ではない。
こんな30歳を過ぎた男が、東京でノラリクラリとフリーターでやっていられるのは、この親が、土地かなんかをしこたま持っている資産家だからだ。
今なら、この震災のドタバタを理由にすれば、あと20万円くらいの送金くらい、簡単ににしてくれるはずた。
それに、花粉症がマックスで、鼻水がズルズル。
おあつらえ向きの鼻声になっており、声なら、本人と多少違っても、うまいことごまかせる。
山田宏は、長岡伸一の財布のカードや、メモなどから、いくつかの個人情報を頭にインプット。
コンビニのカード電話から、長岡啓三に電話した。
「もしもし。伸一だけど・・」
「伸一?。なんか声が変だぞ。」
「声? ああ花粉症で、鼻が詰まって・・」
「花粉症? そうか。一昨日はなんともなかったぞ。」
この息子は父に、一昨日も電話しているらしい。
「急にだよ。まいった。それでさあ・・」
「だめだ。」
「だめ?」
「いいか。何度言ってもだめだぞ。」
「いや、まだなにもいってない・・」
ここから、父親、啓三は一気にまくし立てた。
「気持ちはうれしいが、絶対に来るな。
ここに来るなら歩くしかない。無理だ。
それに、今来ても、おまえが危ない目に合うだけだ。
おまえは、東京にいろ。
うちはまだ、電話もつながるが、ミツルおじさんのところは、家も畑も全滅だ。
連絡もとれない。生きているかどうかもわからない。
金もいい。今そんなもの振りこんでも、銀行なんかやってない。
赤十字の義援金にでも寄付しろ。
そっちだって、いろいろと大変だろう。
こっちは、かあさんとなんとかやるから、心配するな。
今は、助かっているものだけで、力を合わせて、やっていくしかない。
もう、この携帯も、充電出来ないから電池がきれたら繋がらない。
大事な電話もあるんだ。もう電話してくるな。
もう何回も言わせるな。こっちは大丈夫だから・・・」
電話は、そこで突然切れた。
電池が切れたのかもしれない。
山田宏は、コンビニの電話の前で、地蔵のように固まっていた。
*******
翌日、長岡伸一は、アパートのポストを見て、声を上げた。
昨日、どこかで落とした財布が、届けられていたのだ。
財布は、裸でいれられていた。
拾い主が、直接届けてくれたのだろう。
伸一は、恐る恐る財布の中身を確認した。
被災した、実家に送ろうと、銀行からおろしてきたばかりの20万円がはいっていたはずなのだ。
いや違う。これを30万円にしようと思って、スロットに2万円使ってしまった。
確か18万円だ。
伸一はゆっくりと数える。
「え?」
伸一は、また声をあげた。
財布の中身は、20万円あった。
もう一度数えた。
確かに20万円ある。
伸一は、財布の中に小さなメモがはいっていることに気がついた。
メモは、よくいくスロット店の換金レシートの裏面。
そこには、きたない殴り書きで、こう書かれていた。
「東日本大震災義援金追加分 2万円」
「いつ戻れるのか」「戻れないかも」。
そんな不安の中での避難所生活が始まって3日目。
この避難所に集まった人たちの、大半は原発事故から逃れて来た○○村の人たち。
こういう非常時の中でも、人々は、残りわずかな、それぞれの食料や、生活品を分け合っている。
極度の疲労とストレス。
老人の避難者の中には、毛布にくるまったまま、起き上がれない人も多い。
そんな老人たちに、声をかけ、すすんで世話をする主婦たち。
比較的気丈な老人たちの中には、親にかまってもらえない子供たちの相手を引き受けている人もいる。
こういう場所で、隣になったのも何かの縁。
プライバシーは守れなくても、人々は互いに、心を通わせることで、暗くなりがちな避難所生活と闘っていた。
そんな避難所の片隅で、ミネラルウォーターのペットボトルを片手に横になっているのが老人がひとり。
じっと目をつぶっている彼にひとりの主婦が声をかける。
「おじいちゃん。大丈夫。」
静かに目を開ける老人。
「寒かったら、毛布あるわよ。」
老人は、主婦の顔をじっと見ている。
「え。どうしたの。おじいちゃん。そんなにじっとみて」
「田中です。」
「え?」
「田中ですよ。おたくの部屋の向かいに住んでいる田中です。榎本さん。」
「・・・」
老人に、榎本といわれた主婦は、そういわれても老人の顔を思い出せない。
自分は、確かに「榎本」。
しかし、403号室の向かい、410号室にある表札が「田中」であることはすぐに思い出せた。
「え?田中さん。向かいの?」
ゆっくりとうなづく老人。
自分の部屋の向かいの田中さんは、元小学校の校長先生で、しばらく前に奥さんに先立たれて、今は一人暮らしをしているというのは、仲のいい主婦友達から聞いて知っていた。
しかし、彼女は、自分の部屋の向かいに住む田中老人の顔を知らなかった。。
いや、この同じマンションのどこかでは、一緒になったこともあるのかもしれないが、それが向かいの田中老人とはわからずにいた。
「ごめんなさい。全然知りませんでした。」
田中老人は、この避難所に来てから、はじめて微笑みながら、主婦にこういった。
「はい、はじめまして。」
1992年12月24日放送といいますから、もう今から20年近く前らフジテレビでオンエアされたテレビ番組です。
司会は、若き日の古館伊知郎。5時間枠の特別番組でした。
46億年前から放送日当日までに起こった事件から、現在の我々の生活に大きな影響を及ぼしている100大ニュースを選出しようというコンセプト。
こちらの知的好奇心をおおいに刺激した番組で、これはバッチリ録画。
ウンチクの足しにしようと、しっかりメモしたんですね。
そのメモが、ひょいと出てきて、読み返したんですが、なかなか面白くて、一気に読んでしまいました。
せっかくですから、ご紹介します。
また、例によって、当時のワープロの感熱紙印刷ですから、いまや悲惨に赤茶けて、読みにくいところもありますがご容赦。
さて、1992年当時の100大ニュースでしたが、本日現在では、101大ニュースにしておくことにしましょう。
101 2011年3月11日 東北地方太平洋沖地震
19911231 46億年の100大ニュース001をダウンロード
投稿情報: 午前 08時52分 カテゴリー: テレビ番組 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
2011年3月11日午後14時46分。
東北地方太平洋沖地震発生。
たぶん、この瞬間、自分が、どこにいたかという記憶は、ずっと残るんだろうなあ。
僕は、仕事で得意先の配送センターにおりました。
車で待機していたんですが、突然背後のシャッターが音をたてて揺れ始めました。
ああ、たぶん、ここが全部開くんだろうと思っているうちに、景色がグラグラ。
眩暈かと思ったら、そのうち構内放送が聞こえて、パートのオバチャンたちが一斉に外に出てきて、やっと地震と気が付きました。
そうこうしているうちに、目の前のマンホールのふたの穴から、突然水が噴き出して悲鳴。
それはすぐに収まりましたが、誰かが携帯をかざして、こういってました。
「ダメ。携帯通じないし。」
そこで、はじめて、ただごとじゃないと思いました。
あなたは、どこで何をしていましたか?
投稿情報: 午前 07時20分 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
アラフィ 4回目のセッシヨンは、新橋の洋楽カラオケバー「Bruce」でのミーティングとなりました。
なにやら、僕の誕生日とかで、お二人には、お約束のビートルズナンバー「Birthday 」を歌っていただきました。
ありがとうございます。
埼玉から、せっかく東京まででかけましたので、なにやかにやで終電まで歌いまくり。
最後は、新橋の駅前を猛ダッシュとあいなりました。
Bruce のお客さんは、コアな洋楽ファンばかりで、みなさんいろいろと歌われていましたが、ここは僕の熱唱を二曲ほどお聞きいただきましょう。
Saturday night's all right for fighting
もうかれこれ、20年近く前に書いた短編小説が出てきました。
そうそう、ワープロ「書院」の練習がてら、書いた記憶がありますね。
当時の感熱紙でプリントアウトしたものですから、もういい加減、あかっちゃけて、かなり傷んでますが、まあ、これはこれで風情があります。
なんとか最後まで読めましたね。
これを書いた当時は、まだインターネットもプログもツイッターもなかった時代。
どこかに応募するほどのシロモノでもありませんでしたから、当然、そのまま書きっ放しで、ずっとほったらかしにしてありました。
今読み返すと、さすがに賞味期限が切れている感じはありますが、まあそれもよし。
今は僕のような素人でも、こういうプログを通じて、「さあ、いかが」といえるようになりましたので、執筆後20年を経て、本邦初公開とすることにします。
スケベオヤジ若借りし頃の、青春恋愛「官能」短編小説でございます。