僕にとっては、007ジェームズ・ボンドと言えば、これはもうなんといってもショーン・コネリー。
「女王陛下の007」1作だけの、ジョージ・レーゼンビーも、3代目のロジャー・ムーアも見ていますが、やはり、彼の出演した作品が、今でもワクワクさせられます。
なんといっても、僕が自分の小遣いで、一番最初に見た洋画というのが、忘れもしない、007の7作目「ダイヤモンドは永遠に」でした。
興奮しながら、京浜東北線に乗って帰り、その勢いで、映画好きなオヤジを捕まえて、報告したものです。
親父曰く、
「そういえば、おとうさんが最後に、有楽町で見た映画が、『ゴールドフィンガー』だったなあ。」
父親は、埼玉県で本屋の店主になってからは、ほとんど映画を見に行くことはなくなったといっていましたので、彼の映画鑑賞歴が、007で終わって、その息子の鑑賞歴が、同じ007からスタートしたというのは、なにか因縁めいたものを感じたものです。
「ダイヤモンドは永遠に」は、パンフレットも購入。
シャリー・バッシーの歌う主題歌は、友人のお兄さんが持っているというので、カセットに録音させてもらいました。
まだ、コピー機もスキャンも一般的ではない遠い昔の話ですので、歌詞はすべて書き写し。
カタカナでフリガナをふって、シイャリー・バッシーあの高音が出るわけもないのに、必死で覚えたものです。
少ない小遣いではありましたが、僕が一番最初に買ったレコードというのが、やはり、007モノ。
当時は、33回転の17㎝盤というのがありまして、4曲入りのお買い得盤でした。
もう今は影も形もありませんが、おなじみの「ジェームズ・ボンドのテーマ」から、3作目あたりまでの主題歌が入っていましたね。
7作目の「ダイヤモンドは永遠に」は、ロードショーでリアルタイムに鑑賞しましたが、それ以前の6作については、すべてリバイバルか名画座で鑑賞。
以降は、新作が公開されるたびに、NHK-FMの、関光夫さんの番組などで、「007特集」をオンエアしてくれましたので、まめにチェック。
学校の英語の成績は、まるでよくありませんでしたが、007の主題歌は、ソラで歌えたものです。
しかし、残念ながら、3代目のロジャー・ムーアあたりまでは追っかけていた007映画も、それ以降の、ティモシー・ダルトンとか、ピアーズ・ブロスナンになってくると、もう見たのか見てないのかという記憶もあやふや。
やはり、感性が多感な頃の印象は強烈ですね。
最新作で、ジェームズ・ボンドを演じるのは、ダニエル・クレイグ。
運動神経と身のこなしは、歴代ボンドの中で最高だとは思いますが、残念ながら、僕のイメージする、ジェームズ・ボンドとは隔たりがあるなあ。
やはり、ショーン・コネリーです。
さて、それでは、今でもバッチリ歌える、007の主題歌を9作目まで、一気にカラオケします!!
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