だから、ドラマは見ないと決めていたのに、たまたま見てしまったのがこれ。
海堂尊原作の医療ミステリー「チームバチスタの栄光」の第2シリーズ。
放映されたのは、2010年4月。
なんで4年も前のテレビドラマを今頃見ることになったか。
いつもワンクールごとに、前評判のよさそうなドラマを、1本か2本まるごと録画しています。
それで、今年の1月の時に選んだのが、『チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮』。
撮りこぼしするのがいやなので、これをデッキの機能である番組名予約で録画しています。
最近のデッキは非常にスマートになってきていて、これでセットしておくと、放送時間の変更や、拡大枠になった場合にも対応してくれて録画ミスがありません。
今回の場合は、もちろん「チーム・バチスタ」のキーワードでセットしていたのですが、この放送と同時に、フジテレビが、番宣も兼ねて、第一シリーズと第二シリーズも併せてまとめて放送していたようで、これが同じキーワードで引っかかって、気がついたら過去の「バチスタ」シリーズも、まとめて録画されていたというわけです。
ある意味アクシデント。
特に望んだわけでもなかったのですが、せっかく、録画されていたので、じゃあ見てみようかと、ブルーレイにダビング。
これを、たまたま見てしまったというわけ。
たまたま見てしまったというのは、わざわざ第二シリーズから見てしまっていることから明白。
普通なら、録画してあるとわかっているなら、やはり第一シリーズからみたいもの。
これはなんとなく魔が差してしまいました。
こういう言い方をすると、このドラマに失礼で、まるで僕がドラマは嫌いみたいに聞こえますが、実はそういうこともない。
ただ、あえて、そうして録画したドラマは、そのまま部屋のラックの中に直行になるものが多い。
普段はあまり見ないようにはしてはいます。
なぜか。
ドラマの場合、一度見出せば、よほどつまらないものでない限り、最後まで一気に見ないと気がすまなくなるのがわかっているからですね。
案の定です。
一昨日見始めたこのドラマを、2日かけて一気に見てしまいました。
ドラマは、通常週一回放送というスタイルですが、僕の場合は、これがダメ。
今見たドラマの続きが一週間後というのが基本的にダメなんですね。
要するに待てない。せっかちなんです。
ですから、ドラマを見るなら、最後まで全部揃えてからでないとダメ。
ということで、オンエア中のドラマをリアルタイムに、3ヶ月かけて、見続けるという習慣は今はありません。
昔々は、そうして見ていたドラマも有りましたが、たいていは、どの週かを見逃して、それで一気に見続けるモチベーションを低下させ、なんだか消化不良のモヤモヤを残したままというパターンが多かった。
これが嫌なので、デッキの録画性能が上がってくると、オンエアされたものは、一度全部録画して揃えてから、後に自分のペースで一気に見るというスタイルに変わってきました。
今は、ブルーレイディスクにダビングすれば、12話完結であれば、2枚で収まります。
そして、これを見るのは、たいてい通勤の車の中。
大きな声ではいませんが、ドラマ以外のものでも、録画したものを見るのは、ほとんど車の中。
自宅の部屋には、43インチのプラズマテレビもあるのですが、これで見るよりも車の中の。ポータブルBDプレイヤーで見る時間のほうが圧倒的に多い。
まあ、運送会社勤務としては、大きな声で言えたことではありませんが、なにせ往復で2時間の通勤時間ですから、やはりこの時間は有効に使おうといういうことになる。
おかけで、眠気防止にもなるし、渋滞のイライラも感じなくなる、言い訳をするなら、これにもそれなりの効用があります。
たまたま、今週は現場の外回りで自家用車移動が多い一週間でしたので、車までの観賞用に録画してあったブルーレイを一気に見れました。
その中に、たまたま今回のこの4年前のドラマ「ジェネラル・ルージュの凱旋」も紛れ込んでいたというわけです。
ところが、全12話の内、録画出来ていたのは8話までと、最後のスペシャル版。
最後があったので、途中は抜けていないだろうと思っていたら中抜け。
しかも、ドラマが一番佳境に入る9話から12話が録画されていない。
これをやってしまうと、どうにも始末が悪い。車の中で「あちゃー」です。
やはり、見れないとなると気になってしょうがなくなる。
どこかに続きが録画されていないかと、ディスクを全部入れて探してみるのですが、ないものはない。
どうにも消化不良です。
するとどうするか。
これではどうにも、気持ちが収まらないので、第二シリーズはあきらめて、結局、録画してあった第一シリーズを初めから見始めてしまいます。
そして、これが見始めるとまたまたやめられない。
どうかこのディスクが、最後までちゃんと録画されていることをひたすら願いながら、今第8話まで一気に見ながら、同時にイラストを描き、このブログを描いています。
まったく、いろいろ他にやることもあるのに、結局このシリーズも全部見終わらないと、何も始められない。
明日の日曜日は、どうやらこれで潰れます。
しかし、見始めてしまったんだから、これはもうしょうがない。
車に持ち込んでいたディスクを、その続きを見るために、結局また自宅に持ち帰って見ています。
ですので、基本的にドラマの録画モノは、車には持ち込まないようにしていました。
だから、何度も言うようにこれはたまたま。
車を運転していて、ドラマにのめり込んでしまうのは、さすがに危ないと思うからです。
同じ理由で、映画も基本的には、車には持ち込まない。
通常持ち込んでいるのは、どうでもいいようなバラエティとか、いつでも途中でやめられる1回完結型のドキュメントなど。
だから、今回はたまたまその中に、中途半端な録画状態のドラマが紛れ込んでいたものを、つい魔が差して見てしまったというところ。
しかし、見始めてしまえばどうなるか。
案の定、4年前のドラマに今頃ハマって、家に帰っても、セッセと Wikipedia でこのドラマの情報を確認しながら今もまだまだ鑑賞している次第。
基本的に、撮りためているドラマも映画も、これを自分のペースでゆっくり見れるのはどうせ老後だろうと覚悟しているので、今はセッセとラックの在庫を増やすことに専念しようと思っています。
老後は田舎にいって暮らそうと思っていますので、まあいってみればその準備でもあります。
でないと、せっかく月に3000円も払っているWOWOW視聴料も、NHKの受信料も、もったいないことおびただしい。
その老後の楽しみを、1本減らしてしまったという妙な後悔もあります。
こうなるから、「ドラマを見るのはやめようといったのに」とは、つまりそういうこと。
たまたま見たドラマで、なんだかんだで、自分の時間も含めて、見事にひっぱられてしまいました。
ああそうだ。肝心の「ジェネラル・ルージュの凱旋」のか感想をひとことも言ってなかったですよね。
では、感想。
僕としては、ミステリー性の強い第一シリーズよりも、医療ドラマとして、多少脚本を手短にまとめすぎているきらいはありますが、ワンエピソード完結型の、第二シーズンの方が見易かった。
以上。
これまったくたまたま偶然に、この一週間そのマイカーで通っていた現場が救命救急もあるような総合病院だったんですね。
もちろん、こちらは白衣の代わりに作業着をきているのですが、ただ荷物をひっばって廊下を歩くだけでも、すれ違うドクターやナースが、西島秀俊や加藤あいに見えてしまって、異様にテンションがあがってしまいました。
おそらく、このまま今年放送の第4シーズンまで、一気に見てしまいそうですので、やはりドラマ鑑賞は、基本は老後のお楽しみ。
普段は程々にしておきます。