さて、この日曜日も会社の畑へいってきました。
いよいよ夏野菜の苗植えも大詰め。
僕のような農業初心者のわがままに付き合っていただき、本日は僕が、仕入れてきた苗も定植。
我が社の畑も、だいぶ畑らしくなってきました。
仕込んだ野菜果実は、ざっと数えたら36品目。
品種に換算すれば50品種以上。
さながら、我が畑は野菜のデパート状態。
本日の天気は快晴との予報でしたので、暑くなる前にまずは、いまのところ、我が畑の野菜の天敵であるスギナをやっつけてしまおうと、畑に到着したのは6時前。
野菜の葉っぱにも、朝露がキラリ。
さすがにその時間ですと、まだあたりはヒンヤリ。
パーカーを一枚着込んで、早速スギナ退治から、本日の畑作業開始。
草むしり用に、いろいろな道具はあるのですが、何事も道具からはいる私といたしまして、昨日カインズホームで仕入れた道具を使用。
スギナのしぶとさは前回のブログでも報告したとおり。
地表に出ている部分は、ちょこっとでも、その根は深い深い。
とにかく、根こそぎ抜かないと、切れたところから、すぐにまた伸びてくる生命力大性な植物ですので、
苗植え後は、こいつとの戦いになります。
師匠は、去年の経験もあり、とにかくキリがないりので、ネットで仕入れた除草剤を試そうかという話でしたが、僕としては、けっこうこいつとの戦いが嫌いではありません。
できるだけ、途中でぶちっと切らずに、根本のおくまで、移植コテや、スコップを差し込んで、根こそぎスッと抜き取る作業。
慣れればなれるほど、確実にスキルは上がってきますので、案外楽しめます。
長いスギナが根こそぎ引き抜けた時がけっこう快感。
農業初心者には、けっこう楽しめるエンターテイメントです。
さあ、いざ決戦。
引き抜いた量がこれくらいでおよそたっぷり2時間。
とりあえず、地面に顔を出しているスギナは、ほぼ全滅させましたが、こいつはシブといから、またすぐに出くるよとは師匠の弁。
おお、上等だ。
農業初心者とはいってもなめんなよ。スギナ。
出てくれば返り討ちにしてくれるわ。
さて、それでは、新たにこの週末に定植した苗を紹介してまいりましょう。
これが、本日仕込む苗です。
まずは、僕の肝いりの「スカボロ・フェア」4点セット。
あのサイモンとガーファンクルの名曲「スカボロ・フェア」の歌詞に出てくる香辛料4種類。
ハーブティというくくり方もできるイタリアン・ベジタブルです。
すべて苗間は30㎝。
4種類を、2苗ずつ歌詞の順番に並べたのは僕のこだわり。
マルチは、師匠がこのためにわざわざ新しく作ってくれたもの。
当然のことながら、作業中、畑に流れ渡ったのは、そのサイモンとガーファンクルのナンバー。
1ヶ月もすれば、「スカボロ・フェア」を聞いて育ったパセリ、セージ、ローズマリー&タイムが収穫が出来ますので、今から楽しみです。
これは、太陽光パネルの設置してある方の畑の片隅にセット。
さて、お次はスウィート・バジル。
これも定番のイタリアン・ベジタブルですが、マルチ一本、僕が「スカボロ・フェア」になこだわってしまったため、一人だけ違う苗床に定植。
苗の状態でも、すでにあの香ばしい香りを放っていて、これも楽しみです。
血糖値を気にしなければならない麺類好きな者にとって、一番ヘルシーな麺類は、うどんでもそばでもラーメンでもなく、実はパスタ。
収穫したあかつきには、これらのイタリアン・ベジタブルと、パスタのコラボ料理を今からちょっと勉強しておくことにいたしましょう。
さて、この苗床の中央にドーンと植えられた苗がアシタバ。
「こいつは生命力があるから、一本の苗がドーンと大きくなるので、これくらいの苗床のスペースが必要。」
とのことで、師匠が作ってくれた特製の苗床です。
写真でわかるように、こちらの畑の土は、もともと粘土質だった地面をトラクターで何度も耕して、赤土を敷いたところ。
これでは、苗は育ちにくいだろうということで、囲いをして、「プランターの土」(一袋200円)をふんだんに敷き詰めて作った苗床です。
このアシタバは、師匠と一緒に、ジョイフル・ホンダに苗を仕入れに行った際、僕が特にお願いしたもの。
アシタバは、伊豆七島の特産野菜。
実は、母の故郷が伊豆七島の三宅島なんですね。
そんなこともあり、このアシタバは、僕にとっては大変なじみの深い野菜。
ちょっとクセがありますが、好きになってしまうとハマる野菜です。
「昨日収穫した茎に、明日になればもう葉がつく」というのがこの野菜の名前の由来。
けして、野菜つくりに適した環境とはいえない三宅島でも、たくましく育つアシタバに期待いたします。
ところで、帰って「野菜作り」の本を調べてみますと、このアシタバは、苗間40㎝で、何本か植えるように解説してあるのですが、ん? 師匠。これでいいのかな?
さて、太陽光バネル側の畑に、もう一本追加されたマルチには、師匠が仕入れてきた茄子。
茄子の苗床は、反対側の畑にもあり、すでに3種類ほど定植されておりますが、こちらの方には、観賞用の茄子も含む変わり種茄子7品目。
賀茂茄子。
越後白茄子。
フレンチ茄子。
味ロング白ナス。
そして、観賞用の「おたんこナス」3種類。
マルチは本来、作ってから苗植えまでには1~2週間程度寝かせた方が良いのですが、こちらの畑に作ったマルチは乾燥した赤土の上に、急遽昨日セットしたものなので、水やりはタップリした方がいいよという師匠の指示。
じょうろでは大変なので、ホースを引いてもらって、水くれをしていたら、初夏の太陽を浴びて、マルチの上に見事な虹。
さて、反対側の畑に移動して、もう一本新たに追加されたマルチには、ズッキーニの苗を植えました。
ズッキーニは、イタリア語で「カボチャ」。別名「つるなしカボチャ」。
スーパーに並んでいる姿を見る限りは、太めのキュウリといった感じ。
それから、これは南米産の「コリンキー」。「サラダかぼちゃ」ともいわれるカボチャの一種です。
そして、隣のトウモロコシのマルチ。品種は「味来」
半分は、僕が4月19日に種を植えたのですが、本日は残り半分の「後植え」のトウモロコシ。
植えたのは、農業チームの先輩でもあるオヤジさん。。
前回、ド素人の僕が植えた種は、どうも種を深く植えすぎてしまったようで、いくつか芽が出てこない苗床があったのですが、今回は、指のひと関節分と決めて種植え。
今度はちゃんと発芽してくれればいいなと祈るのみ。
さて、一箇所空いたスペースには、スイカを植えました。
以上が、日曜日に植えた野菜です。
さて、それでは、先週から本日までのゴールデン・ウイーク中に、師匠が仕込んだ野菜をご報告。
これは、太陽光パネルの畑の方がをメインです。
こちらは、スイカ、メロン、カボチャ、冬瓜といった、いわゆるタマモノ系がメイン。
写真などを見る限り、苗が育っていくと、畑の上にゴロゴロと野菜が転がっているような状態になるんですね。
去年大当たりをしたスイカはすでに苗植え完了していますが、それに1品種追加。
そして、カボチャ。
そして、冬瓜。
メロン用の苗床がこちら。
プリンスメロンが植えられました。
上手にできたら、これは取り合いになりそう。
というところで、ゴールデンウィークを終わったところで、夏野菜の主だった苗は、ほぼ苗植え終了。
この後、収穫までは、草取りがメインになってきます。
ちなみに、我が畑の隣には大学の先生が一人で野菜作りをしている畑があるのですが、この畑は先生の畑作りのポリシーとして、草取りは一切しないとのこと。
今日もお一人で黙々と作業をされていましたが、うちの畑と同じ品目の野菜もあり、僕としては是非味比べなどもしてみたいところ。
これから徐々に大きく成長してゆく野菜たち。
剪定や整枝といった野菜作りには欠かせないスキルは、これから学習してまいります。
ランチタイムは、いつものように、畑を見渡すインスタントテラス。
テラスには、いい感じの風が吹いて、アウトドアでランチをするには、今が一番いい季節。
この野菜が収穫される頃には、ここで採れたての野菜を好きなだけ使ってバーベキューでもやろうやという話で大盛り上がり。
とにかく、種類だけはこれでもかと詰め込んだ今期の我社の野菜畑。
農業入門2ヶ月目のド素人のくせに、もういっぱしの百姓になったような気になっているのはご愛嬌。
何故かこういう場所で食べる「いなり寿司」は、例えいつものコンビニで買うものでも、美味しさが違います。
それぞれが持ち寄ったつまみを頬張りながら眺めれば、近くの山の緑もだんだんと深くなってきました。
畑の前の民家の庭先に目をやれば、五月晴れの空に、鯉のぼり。
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