ドラマ「豆腐姉妹」

2010年WOWOW制作のミッドナイト☆ドラマ。

かなり実験的な作品で、今見ても充分楽しめた。

主役の３姉妹を演じるのは、すべて吉高由里子。

まるで住む世界が違い、キャラもそれぞれ違うという３姉妹の日常を、それぞれ異なる3つの手法で描き分けるという試み。

図書館の司書で、上司と不倫しているという長女は、通常のドラマスタイル。

キャバクラに勤務し、いつも朝帰りという二女は、意表をついてアニメスタイル。

そして、本人が本人自身を演じる三女・吉高由里子のパーツは、フェイク・ドキュメンタリー（モキュメンタリー）という手法で描く。

ドラマがどうのこうのというよりもこのスタイルがやはり興味深い。

姉妹それぞれのパーツは、それぞれの手法で撮られるが、３姉妹がそろう朝食のシーンはアニメと実写の合成。

これすべて、吉高が演じているのだが、芝居はどう撮るのかしら。

そんなことに思いを巡らしていてもけっこう楽しめました。

 

こういうトライアル的作品て、けっこうう好きです。

そういえば、冒頭のナレーション。

「あれ、これもしかしたら、小林幸子?」

とおもって、クレジットを確認したらまさにそう。

そんな時は、プチガッツポーズ。