春先から畑の土の中で、ゆっくのたおやかに成長してきたサトイモを収穫したのは12月。
予想外の大収穫でした。
相変わらず、サイズや形はバラバラですが、どれも愛おしい畑の恵み。
ニンマリしながら、たんまりと持ち帰りました。
さて、いつものように、しばらくはこのサトイモ料理で楽しむことにいたします。
さて、まずは皮むき。
これは、カインズホームで売っていたイモの皮むき用タワシ」でゴシゴシとこすったもの。
これだけの量の皮むきとなると、少々体力勝負になってきます。
まあ、根が雑なものですから、多少皮が残っていても良しといたします。
でも、他に何かいい方法はないかとネットで検索したところ、レンジでチンする方法を発見。
時間の加減が難しいのですが、5~6個くらいなら5分程度600Wでチンするとちょうどよい具合に柔らかくなって剥きやすくなりましたね。
チンしたてで、サトイモはかなり熱くなっているので、水にさらしながら剝きました。
綺麗に剥けるとけっこう快感。
ちょっと癖になる作業でした。
さて、サトイモといえば、まずは煮っころがし。
最初に作ったものは、酒、みりん、塩、醤油という味付けでした。
友人が遊びに来るというので、大量に作ったのですが、ちょっと味付けが濃くなりすぎました。
友人の所感。
「しょっぺえ!」
これは失礼いたしました。
2回目に作ったのは、めんつゆのみで煮込んだもの。
落し蓋も買ってきましたので、これも使用。
こちらの方が見た目は濃そうなのですが、断然おいしく出来ました。
よし、我が家の煮っころがしはこちらを採用居ることにいたします。
オヤジ料理です。簡単なのが一番。
さて、次に挑戦したのが、サトイモとイカの煮つけ。
これは、今は亡き我が母親の得意レパートリーでした。
求めたのはその味。
サトイモの前に収穫した大野イモでも一度挑戦しております。
大野イモは、越前福井産のサトイモ。
サトイモよりもしっかりとした食感で、荷崩れしないのが売りのサトイモ。
これで作ったら結構おいしく出来ましたので、今回採れたサトイモでは、もうすこし具を増やしてみました。
これはしっかりと煮込んだのですが、味付けが少々薄かった。
そして、肝心のサトイモも、荷崩れしてしまいました。
煮込みすぎて、焦げてしまったのもご愛敬。
しかしそれでも、食べられないほどの失敗ではないので、捨てることはしません。
もちろん作った料理はすべて完食。
料理は失敗から学ぶもの。
次はおふくろの味にどれだけ近づけるか。
さて次に作ったのは、サトイモのコロッケ。
これは、サトイモの手入れをしながらも、ずっとイメージしてきた料理です。
ジャガイモやカボチャの収穫の時もコロッケは作りました。
これは里芋でもぜひやってみようというわけです。
僕のコロッケづくりは相変わらず、形は揃いませんが、これは注文通りおいしく出来ました。
味はしっかりとサトイモですが、食感が見事にクリームコロッケ。
コンソメなどもちょっと入れてみて成形。
大変なクリーミーなコロッケが出来ました。
このままでもいただきましたが、トーストにのっけて、コロッケパンもトライ。
これも美味しくいただきました。
サトイモのコロッケは大正解。
さてお次に挑戦したのは、サトイモのグラタン。
見て下さいませ。これは大失敗。
レシピにはなかったのですが、前回グラタンを作ったときに、パン粉をまぶしたら、とてもおいしかったのでこれをやってみました。
グラタン皿がになみなみと詰めすぎて、オーブンレンジの天井に、表面が近づきすぎたのが敗因でしょう。
次回は、薄めのグラタン皿を使うことにいたします。
でも、もちろん、焦げたところは払って、2日かけてきれいに食べましたよ。
自分で作ったものです、失敗しても食べられないことはない。
グラタンは、いろいろなレシピがあるので、また次は違った味付けでトライしてみましょう。
さて、こんなのもやってみました。
これは、ネギとサトイモのみそ焼き。
煮物、揚げ物などやってきましたので、焼き物に挑戦です。
このネギも、もちろん我が畑で採れたもの。
オール畑の恵みです。
これは、サトイモをまずは1㎝くらいにスライス。
ネギもザックリ。
フライパンにごま油を引いて、これを焼きます。
落し蓋なんかもして、片面3分ずつ。
いい具合にきつね色になってきたら、味噌とみりん砂糖のタレを絡めて少々炒めて出来上がり。
最後に、すりごま少々。
美味しい。美味しい。
これは、人にふるまえる料理になりました。
レパートリーに追加いたしましょう。
さて、いろいろなサトイモ料理を作ってきましたが、これだけ作っても、まだキッチンの隅の野菜かごの中には大量のサトイモ。
これだけ食べ続けても、手を変え品を変えれば、飽きることはありません。
イモオヤジ続行中。
それでは、最後にサトイモ料理の中で何が一番おいしかったかを発表いたしましょう。
これ写真はないのですが、料理の間に、剥いたサトイモにちょっと醤油をつけてつまみ食いしたもの。
実は、これが実は一番おいしかったんだよなあ。
やっぱりシンプル・イズ・ベスト。
サトイモ万歳!