僕は野球の経験はないけれど、小学校の時はソフトボールのチームに入っていました。
フライが苦手だったので守備はセカンド。
まあまあ足は速かったので打順は2番というところでしたね。
その中でも、運動神経のいいセンスのあるやつは、たいていピッチャーかサード。
そして、そういうやつはたいてい打撃のセンスもあり、3番か4番を打っていましたね。
ですから、子供の頃は、二刀流がむしろあたりまえ。
甲子園くらいまでは、ピッチャーで4番なんていう選手はけっこういるもんです。
しかし、プロの世界というのはなかなか厳しいようで、二刀流が通じるような甘い世界ではない。
どちらかに決めないと中途半端になるということで、ピッチャーか野手かどちらかを選択して、専念するようになる。
王貞治しかり、イチローしかり。愛甲しかり。
しかし投打の能力どちらも捨てがたしという本格的なダブル起用は、日本野球界始まって以来のこと。
その規格外の大物が大谷翔平22歳。
彼の2016年の成績は、投手として、10勝。バッターとして22本塁打、104安打、67打点。
中でも特筆するべきは、彼が、公式試合で、球速165km/hというNPB史上最速スピードの速球を記録しているということ。
これは凄い。
江川も、松坂も怪物といわれたものですが、大谷選手は完全にその上を行く怪物ぶり。
投げてよし、打ってよしというのは、プロ野球にはまだはいませんが、アマチュア野球では花形。
その二刀流が、そのままプロ野球に行って、活躍しているという痛快感。
「野球はそんな甘いもんじゃねえ」
そんなプロ野球の常識をひっくり返しながら活躍しているというワクワク感が、この大谷選手にはあります。
彼が活躍すれば、投打の記録の意味合い、そのものも違ってきます。
野球界の全く新しいヒーローとして、是非頑張ってくださいませ。
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