安曇野に行ってきました。
6月の25日から27日にかけての旅行でしたが、やっとブログがまとまりましたのでアップいたします。
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久しぶりの連休で、安曇野に来ています。
安曇野は、特に計画していたわけではありません。
今回の休暇は、自然のある田舎であれば、どこでもよかったのですが、とにかくフラットに検索していて、目に止まったところ。
それがたまたま安曇野でした。
もちろん、安曇野は以前から一度行ってみたいところのひとつでした。
詳しく下調べなどする時間などなかったので、「よし今回はここ」と、ほとんど勢いで決定。
一人旅はいつでも「いきあたりばったり」をモットーとしておりますので、今回はそれでよしといたしました。
定年退職後は、田舎へ引っ込んでスローライフを始めるという目的がありますので、今回は当然そのリサーチも兼ねます。
とりあえずは、マイペースで、自然を満喫する三日間に出来れば文句はありません。
そんなわけで、初日の日曜日。
いつもなら、貴重な休日を無駄にしないため早起きをして出かけるのですが、本日は前日のカラオケミーティングで、帰りが遅かったので、午前中一杯は部屋の雑用。
夕方までに穂高駅に着く段取りで、午後から支度をして出かけました。
新調したのは、登山用の靴とアポロキャップ。
古いのもあるのですが、まあこういったものは気分です。
久しぶりの旅ということで奮発いたしました。
さて、安曇野といえば、目の前がもう北アルプス。
「関東ふれあいの道」の埼玉県をすべて制覇して以来、山登りはしていなかったので、まずは初心者用の燕岳山頂登山コースに挑もうと思ったのですが、平日の月曜は、早朝の登山口までのバスがなく、昼近くの運行一本だけだったの、帰ってくるのは無理と判断。
やむなくこれは断念しました。
宿にあった資料をもとに色々と検討した結果、田舎の風景をゆっくりと楽しめる安曇野周辺のトレッキングコースを選択することにいたしました。
僕の場合、旅をするときは、マイカーはなるべく使わないようにしています。
運送会社に勤務していながら、笑ってしまいますが車の運転は実は大の苦手。
旅となれば、最近はどこへ出かけるのもたいてい電車とバスを使うようにしています。
とにかく、旅に出たらビデオカメラを、ひたすら持って歩く。
これがモットーです。
さて、信州というと、僕らの世代は、新宿から「8時ちょうどのあずさ2号」に乗って出かけるものと相場が決まっていました。
しかし、Google で検索してみると、川越からなら今は大宮から北陸新幹線に乗りなさいといってきます。
そしてそこからは、15時ちょうどの「しなの18号」に乗り換えて松本駅まで。
そして、そこから、16時ちょうどの、大糸線各駅停車に乗り換えて穂高駅。
穂高駅の改札をくぐったのが16時半。
夕暮れ前の駅前は、ひっそりとしていました。
日曜日の夕方ということもあるのでしょうが、見渡したところ、観光客らしいのは自分一人。
チェックインする前に、なにか夕食でも食べていこうと思って、あたりを歩いてみましたが、半分以上の店が「準備中」の看板。
電車の中で検索したグルメスポットの何件かもNG。
しょうがないので、営業している蕎麦屋を見つけていただいたのが「わさびとろろ蕎麦」。
ピリリとしていながら爽やかな後味の生わさびがたっぷりとのったおそば。
どうやら、わさびは、このあたりの名産品のようです。
ホテルまで歩く途中にも、お土産屋の看板には、「わさび」の文字がにぎやかに踊っていました。
チェックインしてから、ホテルの周辺を散歩してみましたが、通りの裏道を歩いてみると、黒いシートの天井で保護された、独特のわさび畑が広がっていました。
夕方には、商店はほとんどしまっているのですが、目を引いたのはSEIYUストアが24時間営業。
駅前近くにはコンビニすら一件もない穂高駅周辺。
なるほど、この規模の地方都市では、それくらいで、人々の生活が成り立っているということでしょう。
さて、明日は、早起きして、北アルプスの全景を眼前に見る長峰山アタックからスタートすることにしました。
ほんとうにひさしぶりの山道です。
このあたりは、ちょうど安曇野の東側。
犀川、高瀬川、穂高川が合流するところで、緑豊かな田園地帯。
かの川端康成、井上靖、そして画家の東山魁夷などの著名な文化人がその景色を絶賛したところと学習しております。
スタート地点から、標高差400mの斜面を駆け上がって長峰山まで。
三年間、山歩きのブランクがあるので、なまった足が悲鳴をあげないかどうか少々心配ではありますが、峻険な北アルプスの景色と、のどかな田園地帯が広がる安曇野の自然をたっぷりと楽しんでくることにいたします。
そういえば、さだまさしの歌に「安曇野」という曲がありました。
「春疾風安曇野に辛夷の香り撒いて 今暮れなずむ空に朧月」
季節は初夏。
さすがに、コブシの花はさいていないだろうなあ。
さて、今日は早く寝ようっと。
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