いよいよ平昌冬季オリンピックが開幕。
お隣の韓国での開催です。
冬季オリンピックは、シャモニー・モンブランで第一回目が開催されたのが1924年。
今回は数えて、それから23回目の冬季オリンピック。
僕らの世代で冬季オリンピックといったら、やはり1972年開催の札幌オリンピックが忘れられませんね。
あの時は、まだ中学一年でした。
鮮烈な印象に残っているのは、やはりスキー70m級ジャンプでの日本ジャンプ陣金銀銅独占。
それから、尻餅をついても笑顔だったフィギュア・スケート「銀盤の妖精」ジャネット・リン。
スピード・スケートで三冠達成のアルト・シェンク。
アルペンスキー二冠のマリテレーゼ・ナディヒ。
もっと渋いところもまだ覚えていますね。
クロスカントリー三種目制覇のガリナ・クラコワ。
大会のテーマ曲だった「虹と雪のバラード」は、今でもソラで歌えます。
その1つ前の冬季オリンピックは、フランスで開催されたグルノーブル大会。
この大会は、クロード・ルルーシュの映画で覚えています。
映画のタイトルは「白い恋人たち」。
記録映画と言うよりは、ポエムのような、いかにもフランスらしい映画でした。
フランシス・レイの音楽がよかった。
この映画の事実上の主役、アルペンスキーのジャン・クロード・キリーなんて、今でも覚えていますね。
さて、冬季オリンピックで日本が取得した金メダルは、これまで全部で10個です。
ここで、ちょっとおさらいしておきましょう。
冬季オリンピックで、日本が初めて獲得した金メダルは、札幌大会。
日本人なら忘れてならないスキージャンプ70m級。
日本ジャンプ陣が金銀銅のメダルを独占しました。
宮の森シャンツェの快晴の空に、見事に日の丸が三本。
金メダルは、笠谷幸生。銀メダルは、今野昭次。銅メダルは、青地清二。
彼らは、「日の丸飛行隊」と呼ばれました。
続く、1976年のインスブルック大会はメダルなし。
1980年のレイクプラシッド大会では、スキージャンプ70m級で八木の銀メダル。
1984年のサラエボ大会では、スピードスケート500mで、北沢の銀メダル。
1988年のサラエボ大回では、同じくスピードスケート500mでの黒岩の銅メダル。
そして、1992年のアルベールビル大会で、日本のノルディック複合男子チームが団体での見事に金メダル。
札幌大会から、実に20年ぶりの金メダル獲得となりました。
そして、その次の金メダルが、その2年後。
それまで、夏季冬季同年開催だったオリンピックを、2年おきに開催するために、リレハンメル冬季オリンピックは、1996年ではなく前倒しの1994年に開催されました。
そして、この大会で日本のノルディック複合チームが、再び団体で金メダル。
オリンピック連覇です。
チームを牽引した荻原健司は、日の丸を振ってのゴールイン。
そして、いよいよ1998年に、日本開催となった長野大会。
ここで、ホスト国となった日本は、開催国の意地を見せ、五個の金メダルを獲得しました。
まずは、まだ記憶も鮮明なスキージャンプ・ラージヒル 。
個人で金メダルを獲得したのは、「世界一美しい飛型」といわれた船木和喜。
それから、なんといっても感動的だったのは団体の金メダル。
前大会のリレハンメルの原田の失敗ジャンプで、目前の金メダルを取りこぼした日本チーム。
その原田が、今回は金メダルを呼び寄せる起死回生の大ジャンプ。
そして、最後のジャンパー船木に向かって、絞り出すような「ふなき〜っ」
あの光景は、20年経った今でもまだ、鮮明に覚えていますね。
それから、日本のお家芸とも言えるスピードスケート500m。
長野オリンピックで、金メダルを取ったのは、ミスター太もも「ロケット・スタート」の清水宏保。
そして、スケートのショートトラック500m。
ショートトラックは、アルベールビル大会から正式種目になった競技。
この種目で金メダルを取ったのは、当時19歳のダークホース西谷岳文。
そして、同じくアルベールビル大会から正式種目になったフリースタイル・スキーのモーグル。
女子のこの種目で金メダルを獲得したのは里谷多英。
エア演技での、両足がバシッと180度に開脚したコザックは見事でした。
続く、2002年のソルトレークシティ大会では、その里谷多英の銅メダルと、スピードスケート清水の銀メダルのみで、金メダルはなし。
そして、2006年のトリノ大会は、女子フィギュア・スケートで、荒川静香が値千金の金メダル。
あのイナバウアーは、彼女の代名詞になりました。
この大会のメダル獲得は、彼女のこの金メダルひとつのみ。
その次が、2010年のバンクーバー大会。
日本のアスリートたちは奮闘して、この大会では、5個のメダルを獲得しましたが、金メダルには届かず。
そして、前大会となったソチオリンピック。
レジェンド葛西の、スキージャンプ・ラージヒルでの銀メダル。団体での銅メダル。
スノーボード女子パラレル大回転での竹内智香の銀メダル。
スノーボードハーフパイプ男子では平野歩夢の銀メダル。平岡宅の銅メダル。
ノルディックスキー複合個人での渡部暁斗の銀メダル。
フリースタイル女子ハーフパイプの小野塚彩那の銅メダル。
日本のアスリートたちの活躍は、まだ記憶にも新しいところ。
そして、この大会で唯一の輝く金メダルは、フィギュア・スケート男子の羽生結弦。
とうわけで、日本の金メダルの足跡をざっくりとおさらいしてみましたが、確実に言えることは、日本のアスリートたちは、確実に世界で通用するレベルまで、その実力を向上させてきているということ。
おそらく、平昌でも彼らは頑張ってくれることでしょう。
応援してますよ。
頑張って!
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