2014年製作の超過激バイオレンス映画。
監督は、中島哲也。
主演は、役所広司。そして、その娘役にオーディションで選ばれた小松菜奈。
キャッチコピーは「愛する娘は、バケモノでした。」
もっと、ジワジワくる心理サスペンスを勝手に想像していたら、とんでもない映画でした。
お話は、原作話読んでからこいと言わんばかり。
過去と現在がフラッシュバックする、超感覚的な編集。
あれでストーリーが簡単に理解できるわけがない。
人間の五感を逆なでするような描写のオンパレードと、バイオレンス描写のねちっこさ。
映画は考えずに、感じてくれればいいと言わんばかり。
映画が観客に提供するのは、平凡ではない非日常。
だとすれば、これくらい、過激で荒っぽい非日常を提供する映画もない。
ヒッチコックと言うよりは、さしずめサム・ライミか、サム・ペキンパーの味わい。
そうそう、園子温監督の「冷たい熱帯魚」も、かなり近い味わいでしたね。
そういうわけで、この映画は、ミステリーというよりも、素直にドンパチグチャッを楽しめばよろしい。
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