2016年公開の東宝映画。
主演は、渡辺謙ということだが、ベースは3つの場所で、一つの殺人事件を軸に繰り広げられる群像劇。
森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、妻夫木聡、宮崎あおい、広瀬すずといった主演クラスの役者が、骨太の人間ドラマを展開。
八王子郊外で、夫婦が殺されるところから物語は始まります。
そして、その犯人を暗示させる男が、東京、千葉、沖縄の三箇所に現れ、いろいろな人たちと絡んでいく。
こういうドラマの展開は、ミステリーなら、別々の三つのドラマは、最後には一つの点に交わるカタルシスを味わうのが定番。
勝手にそう思ってみていました。
でも、3つの場所の登場人物たちは、一向に交わらない。
え? どうするんだろ。
この展開をどうやって最後に観客を納得させる大円団まで持っていくのか。
けっこうヒヤヒヤしながら見ていました。
でも、なるほど、そういうことか。
この映画を、ミステリーとしてみていると、このラストはちょっと想像できないかも。
なるほど、3つのドラマをそういう風に結ぶ手がありましたね。
映画の中の殺人事件を大量にみて、勝手にミステリーを想定していると、このえいがのクライマックスは、は想像できないかも。
見応えのある映画でした。
やはり、レオパレスのコマーシャル以外の広瀬すずはいい。
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