1月12日。女優の市原悦子さんが逝去。
主演もやれる貴重で稀有なバイプレーヤーでした。
晩年の彼女の代表作は、なんといっても「家政婦は見た!」。
と偉そうなことを言っていますが、このシリーズは見ていません。
僕にとって印象的だったのは、やはり「まんが日本昔ばなし」の語り。
常田富士男さんとの独特の掛け合いは、インパクトがありました。
最初は喜怒哀楽が全て同じ演技に見えて、クセがありすぎと思っていましたが、あそこまで徹底するとやはりちゃんと個性になります。
圧倒的な存在感はやはりあそこから来ますね。
名優でした。
謹んで、哀悼の意を表したいと思います。
そして、もう一人。
僕らの世代では、この人の名前は忘れられません。
コマソンの女王・天地総子さん。
彼女は1月6日に逝去。
テレビの創成期、彼女の元気で明るい歌声は、お茶の間に響き渡りました。
天地総子の名前は知らなくても、その歌声は誰でも知っていました。
僕が生まれてから一番最初に覚えた歌が、彼女が歌ったコマソンだった可能性があります。
我が家には、父親が録音した当時のテープ音源が残っていて、そこの中でまだ5歳くらいの僕が歌っているんですね。
それは、両方ともコマソン。
一曲は「船橋ヘルスセンターの歌」。
もう一曲は、「明るいナショナル」の歌。
前者なら歌っていたのは、楠トシエさん。
後者なら、天地総子さんです。
「パンシロンでパンパンパン」
「ぽんぽこたぬきのおまんじゅう」
「ライオネスコーヒーキャンディ〜」
これらの曲も、口ずさんでいた可能性あり。
すべて、天地総子さんの歌唱。
そういえば、ロバくんでおなじみの「おはよう!こどもショー」の2代目のお姉さんもこの人でした。
(ちなみに初代は楠トシエ)
謹んで、哀悼の意を表します。
お二人のご冥福を心よりお祈りいたします。
合掌。
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