平成31年元旦。
新年明けましておめでとうございます。
毎年元旦は、遠出をして、出先から新年のご挨拶をさせてもらっています。
仕事柄、お正月はゆっくりというわけにもいかないので、日帰りがお決まり。
でも、近年、新幹線が日本の津々浦々に開通して、日帰りでも、ちょっと昔は考えられなかったところまでいけるようになりました。
2016年は、北陸新幹線で金沢まで。
北陸なんて、その昔は、電車で行っても、車で行っても、到底日帰りなんて無理でした。
でも、北陸新幹線なら、大宮から片道3時間。
金沢市街と兼六園を歩いて、ちゃんと夕方までには帰ってこれました。
その新幹線が、今は青函トンネルを抜けて、函館までつながりました。
大宮からの所要時間4時間。
これは、函館まで行っても、なんとか日帰りできそうです。
もっとも、そんな無茶な日帰り旅行をする人はいないでしょうが、こちらは明日から仕事。
時間が取れないなら、取れないなりに楽しもうというわけです。
新年のご挨拶は、高いところから。
バカほど高いところに、登りたがるもの。
去年は、群馬県の大桁山に登りましたが、今年は虎視眈眈とチャンスをうかがっていた、北海道・東北新幹線にチャレンジ。
雪のため運休とか、遅れが発生したら本日中に帰ってこれないリスクもありましたが、世界に冠たる新幹線でそれはないだろうと判断。
往復すればだいぶ料金はかさみますが、いいでしょう。
元旦くらいは、贅沢に参ります。
とりあえず、目指すは五稜郭タワー。
というわけで、今年最初の朝食は、新幹線「はやぶさ1号」の車中。
大宮駅6時58分発「函館北斗」駅行きです。
途中、盛岡までは、秋田方面行きの「こまち号」と連結してランデブー運行。
盛岡駅で、連結を外して、それぞれの目的地へと別れます。
さて、僕の乗車した「はやぶさ1号」の方は一路、函館へ。
青函トンネル53㎞を抜ければ、そこはもう北海道。
東北・北海道新幹線の終点「函館北斗駅」には、10時57分到着。
そこから五稜郭へ向かうのは、「はこだてライナー」。
五稜郭の駅に降り立ったのは、11時20分。
Google Map の案内だと、ここから、11時34分の市内循環バスに乗るわけなのですが、ターミナルに人影はなし。
いやな予感がして、乗り場の案内を見たら、バスは元旦のみ全運休。
あちゃあ。
元旦に旅に出ると、これはよくあることです。
なにせ、強行軍の日帰り日程。
のんびりと函館駅まで行って、市電に乗って行く時間はなし。
とりあえず、駅前のタクシーに飛び乗りました。
五稜郭タワー到着は11時50分。
まずは、ここに登るとしましょう。
五稜郭は、明治元年の箱館戦争の激戦地。
旧幕府軍と、新政府軍の、事実上最後の決戦の地。
旧幕府軍海軍副総裁だった榎本武揚は、土方歳三らとともに、この地に、自分たちの新しい国を作ろうとしましたが、新政府軍の函館総攻撃の前に無念の降伏。
新撰組の生き残り、土方歳三も、この地で戦死。
そして、五稜郭は、その歴史を伝える貴重な史跡に。
展望フロアには、土方の銅像もありましたが、よく見るとこの方かなりのイケメン。
歴史女子なら、放っておかないかもしれません。
中国から来たらしいお姉さんたちが、キャアキャア 言いながら、デジカメをパチパチしていました。
展望フロアからは、函館の街が一望。
こちら雪の五稜郭。
そして、函館の街。
さて、とりあえず目的の五稜郭タワーまでは登りましたが、見るとなんと、そのはるか前方に、ここよりもさらにもっと高い展望スポットがあるではありませんか。
Google Map で確認すると、それは函館山と判明。
ロープウェイで、あの山頂まで登れば、さらに絶景が拝める。
時計を見ると、時間はギリギリでしたが、函館なんて、埼玉の百姓サラリーマンには、そう何度もこれる場所ではない。
意を決して、タワーの下から、またまたタクシーに飛び乗りました。
さあ、目指すは、函館山。
タクシーの運転手の話によれば、元旦は、初日の出客の対応のため、ロープウェイは、深夜から営業していたとのこと。
このあたり大渋滞だったそうです。
チケットを購入して、いざ山頂へ。
函館ロープウェイは、なんと支柱がないんですね。
環境への配慮ということなのでしょうが、とにかく揺れない。
約3分間の函館空中散歩。
山頂は、かなりの強風でした。
函館といえば、なんといっても100万ドルの夜景が有名。
しかし、日帰り旅行では夜景の時間までは待てません。
残念。
しかし、晴天の函館山もかなりの絶景。
函館港と津軽海峡に挟まれた、函館の市街は、歴史と大自然のエキゾチックなハイブリット。
十分と堪能させてもらいました。
函館山の360度のパノラマ展望は、こちらをご覧になってもらいましょう。
そして、函館の街を見下ろしながら、本年最初のランチはこちら。
駆け足で巡った、元旦の函館ですが、その足跡を辿ればこんなかんじ。
それでは、改めまして、新年のご挨拶。
てなわけで、今年もよろしく!
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