一度死んでみた
ご贔屓の若手女優・広瀬すずが主演する、去年作られたばかりのファンタジック・コメディ。
かなり、ハチャメチャな設定なので、広瀬すずの魅力だけで引っ張るのは無謀と考えたのか、ワンシーンだけ登場のカメオ出演陣が超豪華で、見ている方は、そちらの方で楽しめました。
オジサンとしては、映画を通しての、広瀬すずの女優として成長ぶりが、薬師丸ひろ子とかなり重なっています。
高校生の広瀬すずは、つい先日「チア⭐︎ダン」で楽しませてもらいました。
薬師丸ひろ子でいえば、「セーラー服と機関銃」「ねらわれた学園」あたり。
両方ともコメディ・タッチの作品でしたが、広瀬すずの作品で今まで見たものは、かなりシリアスなものが多く、本格的なコメディエンヌぶりは、本作で初めて見せてもらいました。
薬師丸ひろ子は、映画の主題歌も、ほぼ自分で歌ってヒットさせていましたが、広瀬すずの本格的な歌唱も本作で初めて拝聴。
とにかく、勢いのある女優ですから、何をやっても、キラキラとした魅力はありますが、オジサンとしては、これまで見た映画と比べると、やや辛かったかなという印象。
もう二十歳を超えた女子大生役ですから、キス・シーンくらいならあるかなと思ったら、今回はまだお預けのようです。
薬師丸ひろ子が、女子大生役を演じた「探偵物語」では、ラストで、松田優作とのキスシーンがありましたが、コメディ映画でのロマンス展開はちと厳しかったか。
やはり、ヘビメタ・バンドのリード・ボーカルというのは、いかに広瀬すずといえども、消化しきれなかったような気がいたします。
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