ホール・アンド・オーツというと、僕としては、「ベストヒットUSA」ですね。
あの小林克也さんの名調子とは、切っても切り離せません。
彼らが活躍した、1980年代前半というのは、僕はちょうど大学生。
同番組の中の、トップ20(今でもやってます)で、はじめて見たのが「Kiss on my list」
これがかっこよかった。
いわゆる、70年代の、グランドファンクだとか、ドゥービーのような
コテコテハードロックを聞いてきた耳にはなんともオシャレで洗練されたポップソンク゜でした。
ちょうどこの頃は、巷にも「貸しレコード屋」というのがチラホラの時代。
僕は、京浜東北線の与野の駅前の本屋に住んでいましたが、
まだそんな田舎のローカル駅の周り(今はとんでもなく立派になってます)には、出店もなく、
講義の帰りに、大学周辺の店や、一つ先の大宮駅まで、借りに行ったものです。
当時は、ほとんどカセット録音。
「マクセルUD46」をしこたま買いだめして、どんどん増やしていましたね。
その頃の習慣はやはりいまでも続いていて、レコード(そして後のCD)は、僕は、
一枚も持っていません。
アルバムを録音すると、その中で自分で気に入った曲は、また違う「お気に入り」カセットに
録音していたのですが、この「Kiss on my list」の収録された彼らの『Voices』:モダン・ヴォイスは
このお気に入りの曲が目白押し。
「キッス・オン・マイ・リスト」の他にも、
「エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ」
「ハウ・ダズ・イット・フィール」
「ユー・メイク・マイ・ドリームス」
「ふられた気持」
それから「アフリカ」もよかったなあ。
てなことで、アルバムの半数近くの楽曲が、「お気に入りカセット」行きになってしまい、
アラアラという感じでした。
ですから、その次に彼らが出したアルバム「プライベート・アイズ」は期待でワクワク。
貸しレコード屋解禁の日にダッシュで向かいましたが「貸出中」
それからしばらくは、「貸出中」で、やっと店頭で見つけた時には、拳を握ってガッツポーズ。
まあ、そんなら借りてないで、買えよという話ですが、その頃は、
録音したカセットが増えていくのが快感で、やはりこれにこだわっていたようです。
彼らは、よく「ブルーアイドソウル」というくくられ方をしますが、
何かのインタビューで、ダリル・ホール自身が、この言われ方は、差別的で好きじゃないといってましたね。
彼らは、「ベストヒットUSA」において、最多登場アーティストだそうです。
特に日本での人気が高く、最近も来日公演がありましたね。
では、その録音したカセットを繰り返し聴きながら、口ずさんでいた彼らの曲。
カラオケで7連発。
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