僕にとってのエルトン・ジョンは、この一枚からですね。
「ダニエル」
ちょうど聴き始めたラジオの深夜放送で、まさにかかりまくっていた曲でした。
中学2年の時でした。
今は、「中ニ病」というのがあるそうですが、僕にとっての中ニは、まさに洋楽元年。
一気にハマっていきました。
中学生ですから、お小遣いがそうそうあるわけでもありません。
お気に入りの曲のゲットは、まずは、両親にねだりまくって買ってもらったラジカセが活躍。
僕が持っていたのは、「アイワTPR-205」。
短波まで入り、ワイアレスマイクつきでした。
これで、友人たちと分担で、夜な夜な深夜放送をまるごと録音。
僕は、文化放送の「セイヤング」担当。
もちろん、「パックインミュージック」や「オールナイトニッポン」の担当もいて、
そのダイジェストを、休み時間で情報交換。
「この歌いいよな。」と、僕が「ダニエル」のことをいうと、
「僕、そのレコード持ってるよ。」という、転校生が一人。
都会からきたその転校生は、ステレオセットも、カセットデッキもあるよというわけです。
その頃はまだ、みんなラジカセがやっとで、オーディオコンポなんぞ持ってる奴なんて
そうはいません。
さっそく、録音させてもらいに遊びに行きました。
そこで見たのが、冒頭のシングル盤「ダニエル」のジャケット。
そして、その転校生が、自慢気に取り出したのが、「グッドバイ・イエロー・ブリック・ロード」
このエルトンの2枚組のアルバムは、衝撃的でしたね。
それを録音させてもらった90分テープは、ほとんど毎日のように聞いてました。
このアルバムの中で、僕が特にお気に入りだった曲が「キャンドル・イン・ザ・ウインド」
マリリン・モンローに捧げるバラードです。
この曲は、後に、ダイアナ王妃が亡くなった時に、追悼曲として、歌詞を王妃用にアレンジして、
空前の大ヒットになりました。
おそらく、僕の世代で、この頃にエルトンに入れ込んでいた人たちは、
「いや、やっぱりオリジナルだよな。」と密かに思っていたのではないでしょうか。
ちなみに、「ダニエル」が収録されていたアルバムは、その一作前の「ピアニストを撃つな」。
このアルバムには、「クロコダイル・ロック」も収録されており、
両アルバムは、ともに1973年製作。
ぼくにとってのエルトンは、本当に、この1973年の2枚のアルバムで、ほとんど完結してしまいます。
最近のエルトンは、ゲイであることをカミングアウトしたり、驚きの同性婚をしてみたりと、
本業以外でお騒がせですが、やはり彼の真骨頂はバラードですね。
ちなみに、僕が一番好きな彼のバラードは、このシングル盤「ダニエル」のB面の「スカイライン・ピジョン」という曲。
この曲は、残念ながら、SingSnap にはないので、カラオケ仲間のセッションでは、度々歌わせてもらってます。
それでは、sukebezizy のSingSnap カラオケのエルトン・ジョン8連発。
ツイート
コメント