ラウラ・アントネッリは、イタリアの女優。
1941年生まれといいますから、今年で72歳。
60年代後半から、70年代にかけて、イタリアのお色気映画のエースとして、
活躍した女優です。
シルバーノ・マンガーノ、ジーナ・ロロブリジータ、ソフィア・ローレン、
ステファニア・サンドレッリ、リザ・ガストーニ・・・
もともと、イタリア女優には、豊満バディで、セックスアピールの強烈な女優が多く、
僕のようなスケベな映画ファンを楽しませてくれていたのですが、この人は極めツケでした。
僕が、ラウラ・アントネッリにはまってしまったのは、1973年の「青い体験」。
2年後に作られた「続・青い体験」との2本立てを、渋谷の名画座で見て以来、
もうこの両作品は、何度見たか知れません。
特に、「青い体験」でしたね。
15歳の少年の初体験の相手になる家政婦を演じたのが、「青い体験」での
ラウラ・アントネッリ。
これがヨーロッパで大ヒットして、彼女は一躍イタリアのお色気映画のエースに躍り出ます。
日本では、この2本の他には、ルキノ・ビスコンティの「イノセント」くらいしか、
公開されなかったと思いますが、後のビデオの時代になって、彼女の未公開作品は、ポツポツと
発売されるようになり、あちこちのレンタル・ビデオ店を探し回りました。
DVDの時代になっても、発売されているものであれば、ネットで調べて、本国イタリアのみ
しか発売されていないDVDもゲットしてきました。
最終的には、Wikipedia にある彼女のバイオグラフィに掲載してあるものについては、すべて入手。
これで全部かなと思っていたら、今回はバイオグラフィにも乗っていないという未公開作品3枚セットが、
発売されているという情報を、amazon で発見。
いい値段はしますが、購入いたしました。
今回のDVDは、70年代の頃の彼女の作品。一番セックスアピールのあった若き日の彼女の出演作です。
70年代の映画ですから、いくらノーカットといっても、そのサービス度は、いまみれば知れているのですが、
やはり、まだこちらの多感だった頃に、ときめいた女優ということになりますと、そのドキドキ感は、
変わらないから不思議。
もう、こちらはとっくに50代になっていて、この映画に出ている頃の彼女の年齢を軽く越えて
いるのですが、映画とは不思議なもので、やはりラウラ・アントネッリに僕が感じる魅力は、
今でも年上の女性の魅力。
ときめいた当時の自分の実年齢に、気持ちはタイムスリップしてしまうようです。
さて今回仕入れたDVDは、以下の3枚。
「愛と欲望のバリ」 1970年
「シモーネ」1973年
「悦楽の貴婦人」1977年
好きな女優のイラストを描いていると、あっという間に時間を忘れてしまいます。
ルキノ・ビスコンティは、「イノセント」で彼女を起用するに当たって、
「神の裸体」を持った女優と称しましたが、やはりイタリア女優の真骨頂は、
そのバディとセットのセックス・アピール。
こちらの感性の低下があるのかどうか、どうも最近の女優には、なかなかときめかなくなって
しまいましたから、我が青春のビーナスたちの未公開作品に出会えるということは、
うれしい限りです。
「シモーネ」
「悦楽の貴婦人」
とにかく、ファンとしては、誰に聞かれても、彼女の出演作は一応全部みているという一言は
いいたい。
こういうあたりは、今のAKB48あたりのファン気質と、さほど大差はないかもしれません。
但し、僕の場合は、 DVDを持っていることには、あまりこだわりはありません。
これは、まだ新品のうちに、ヤフオクで売ってしまいます。