日本の国政選挙、地方選挙はちっとも盛り上がらないのに、こちらの選挙はいつもいつも盛り上がっていてなによりです。
今回は会を重ねて第7回だそうです。
アイドルとファンの一体化が見事にあたりまくり、音楽産業のあり方も根底から変えてしまった感のある秋元戦略。
これだけ一人勝ち状態が歴然になってきますと、どちら様もそう安易には文句はいえないところでしょう。
さて、今回トップになったのはこちらのお嬢さん。
指原莉乃。
お恥ずかしい話、なんとお読みするのかわからないのですが、ファンたちの間では、「さしこ」と呼ばれているそうです。
そして、mixi のトピックによれば3位になったのが、こちらのお嬢さん。
渡辺麻友。
「ワタナベマユ」と打ち込んで漢字変換すれば、一発でこの名前ができますから、彼女がいかにメジャーかは理解できます。
通称マユユ。
彼女は前回の第6回では、トップで、今回も連覇は確実といわれていたのに第3位。
mixi のトピックでは、さしこ嬢のトップよりも、そちらのトピックの方が大きく取り上げられていました。
今回、こうしてお二人のイラストを描かせてもらていましたが、AKB48のことはまるで知らない単なるお絵描き好きの門外漢の立場から言わせいいただくと、いわゆる正統派アイドル的ビジュアルをお持ちなのはやはりマユユ。
おじさんたちの頃のアイドルに比べると、かなり優等生で「良い子」イメージが前面にでている感じはいたしますが、美少女(ご本人すでに21歳だそうですが)であることに間違いありません。
こんな女子がクラスに入れば、やはり男子たちは心穏やかではいられないでしょう。
マドンナといえばマドンナ。
かつてセンターをとってきた先輩たちが卒業していった後のAKBの中でも、彼女は、ひときわ光っているとは思います。
しかし、開票の結果はさにあらず。
トップ当選をしたのはさしこ嬢。
こちらのお嬢さん、やはりビジュアルだけに関していいますと、あまりに普通。
もちろん、彼女とて、水準以上のビジュアルであることには間違いありませんが、しかし彼女程度の美少女ならどこのクラスにも何人かはいるでしょう。
申し訳ありませんが、このお嬢さん、まゆゆのように、きらきら輝く「高嶺の花」的な美貌ではないことは確か。
(ファンの方ごめんなさい。)
その彼女に19万票もの支持があったのですから、ファンがアイドルたちに求めるものは、もはやビジュアルだけではないということなのでしょう。
ちなみにまゆゆの方は16万票だそうです。
オジサンとしては、この二人のお嬢さんの間にある3万票の差とは何か。
これに大変興味がありますね。
どうやら、AKB48の総選挙は、単なる美少女コンテストではなさそうです。
まあしかし、この結果を仕掛け人の秋元氏が予想出来ていたかどうかは定かではありませんが、そんなことよりも、このファン気質の多様性を見事に受け入れて、AKB48プロジェクトの戦略の中に落とし込んでいるというところがなんともお見事。
彼女たちの新曲が、「僕たちは戦わない」
この曲は、なかなかするどく今の日本の政治を若者的に切り取っている曲だなと思いますので、そんなことも考えながら、今度カラオケのネタにでもすることにしましょう。
ところで、AKB48総選挙の得票第2位ってダレ?
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