大変、大変。
襲撃されました。
たぶん敵はハクビシンだと思われます。
やられたのは、収穫目前だったトウモロコシとトマト。
特にトウモロコシは見事すぎるくらい見事にやられました。
見てください。これ。
トウモロコシの実が、人間でもこんなに上手には食べられないだろうというくらい、見事に食べられています。
ここでまずは食べて、それから実を加えたまま場所を移動。
そこにトウモロコシを並べてから、また一気にガブガブ。
ハクビシンとは、本来は日本にはいない動物。
畑や果樹園に入り込み、果物や野菜などを食べ荒らすことで、深刻な農業被害を与えることがあるという農業関係者にとっては札付きのヤツ。
こいつです。
もちろん、トマトやトウモロコシは、彼らの絶好のターゲット。
特に糖度の高い果樹・野菜を好んで食べるので始末が悪い。
つまり、甘くておいしい野菜は、彼らの格好の餌食。
こちらはトマト。
師匠たちは、「これは鳥だろう」といっていましたが、食べられている部分が地面側ですので、おそらくこれもハクビシン。
これを防ぐにはどうするか。
隣のお爺さんのやっている畑では、この被害を見越して、夜間電流が流れる簡易鉄条網をめぐらしています。
師匠はそこまでやる気はないようですが、やられっぱなしではあまりに悔しい。
トウモロコシは、前シーズンは、エリアの周りに、ネットの柵をめぐらしました。
しかし、前回は、ハクビシンではなく、台風にやられて、根こそぎなぎ倒されました。
トウモロコシは、うまくいけば、ご存知のようにたわわな実が付くのですが、根があまりしっかりと張らない野菜なので、ここらあたりが難しいところ。
素人農家としては、どこまでやるかです。
トマトもきっちりとやるなら、ハウス栽培がいいのでしはょうが、さすがにそれは素人では無理。
いまのところ、やられる前に収穫するしかないかな。
大変悔しいですね。
さて、そんなわけで、収穫が始まった畑ですが、もちろんうまくいかない野菜もあります。
ロクな知識もないのに、とりあえず、苗床を埋めようと、園芸屋に行って、あるものを片っ端から購入してくるわけですから、失敗もあって当たり前。
まずこれ。
ハーブのカモマイル。
まだ、花蕾はつくので、豆に摘んでは、ハーブティにして飲んではいます。
ある時期まで順調に成長していましたが、あれよあれよと茎が枯れ始めました。
それからこれ。
イタリアンパセリ。
これは完全に、苗間の取り方をミステイク。
お隣の威勢のいい、グレープフルーツミントに、完全に食われてしまいました。
一度だけ収穫できましたが、これは、持ち帰って電子レンジでチン。
乾燥粉末ふりかけ状態にしました。
ジャガバタとの相性はグー。
それからこれ。
これもハーブでレモンバーム。
これは何度か収穫して、ハーブティを楽しみましたが、一枚一枚の葉っぱが、みるみる小さくなり、花が付き始めてしまいました。
テキストを読むと、こうなってくると、もう末期的症状。
あの香りも消えてしまいます。残念。
゜
パクチーですね。
英語名で言うと、コリアンダー。中国風に言うと、シャンツァイ (香菜)。
これは完全に枯らしてしまいました。
スタートダッシュは良かったんです。
追肥もしたのですが、やり方が悪かったようで、あれよあれよと失速。
悪いことをしました。
それから、完全に苗間を間違えたのが2種類の瓜。
瓜は、今シーズン栽培しているのが、はやと瓜とまくわ瓜。
まくわ瓜は、実は前シーズンもトライしています。
しかし、前シーズンのまくわ瓜は、となりで大ブレイクしたコリンキーに食われてしまって、ツルもまるで伸びず、収穫した実も一個だけ。
その失敗がありましたから、今回はコリンキーとは苗床をだいぶ離したのですが、ところが今回は瓜自体が大ブレイク。
去年の憂さを晴らすかのように、大繁殖していまのところ、おいしいな実もポチポチとつき始めました。
しかし、今度はその瓜が勢力拡大で、大迷惑をこうむってしまったのがとなりのパセリとピーマン。
ピーマンは、苗にまで、瓜のツルがとっついてしまって、完全に実もやられてしまいました。
なかなかうまくいかないものです。
まあ、しかし、何事も学習。
素人百姓にとっては、こういう一つ一つが勉強。
野菜たちには、はなはだ迷惑な話でしょうが、勘弁してもらうことにいたします。
それから、万願寺トウガラシも、隣で一気にツルを伸ばし始めたうりずんという野菜のツルに巻き付かれてこの通り。
ツルのサキッポは、勝ち誇ったように空に向かって伸びていこうという風情。
そして、そのうりずんはうりずんで、こんな可憐な花をつけています。
さて、ブロッコリーは、収穫の後は、骸を晒すばかりなので、撤収。
ここに、はやどりの白菜を植えました。
本当は、レタスを切らしたくなかったので、あらたに植えようと思ったのですが、すでに園芸店に苗はなし。
ラインナップと被らないもので、あるものといったらこれだけでした。
それから、収穫後のジャガイモの畝のあった場所を、きれいにして、新たにマルチを張りました。
さて、師匠がここでこの時期から、あらたに何を植えるのか。
これはちょいと楽しみ。
さて、それでは本日の収穫。
まず、これは噂のコリンキー。
今シーズンも順調で、どんどんと大きな実がついています。
こちらは茄子。
青いのは、埼玉青大丸ナス。ちょっとちいちゃめは白ナス。
この色で完熟です。
なかみがちょっとフカフカしている感じですが、おいしいですよ。
長いのは、庄屋長ナス。そして、米ナス。
それから、こちらは葉っぱ関係。
一番上に載っているのが、ニラ。
これは刈り取ると、またそこから葉を伸ばし始めて、とても面白い。
これで2回目。
今回はこれでレバニラ炒め作ります。
それからスイスチャード。
レタスがもう終わってしまったので、サラダにするのには、今はこれが重宝。
パセリは、もちろんジャガバタ用に粉末のふりかけにします。
それからトマト。
鳥やハクビシンにやられないうちに収穫いたしました。
とにかく、やつらは、またぜ青い実には目もくれません。
要するに熟したトマトは、ハクビシンにやられるくらい、ちゃんとおいしくできているということです。
というわけで、まだまだ、太陽と大地の恵みは、これからもどんどん収穫を迎えます。
もう、冷蔵庫は一杯。
そして、最後はいつもの通り、畑で採れたてのハーブティを一杯。