2011年制作のWOWOWドラマ。
原作は、1970年発表の手塚治虫による漫画。
僕は当時11歳。
この漫画が、成人向け雑誌「プレイコミック」に掲載されていたのをリアルタイムで見ていましたね。
もちろん、僕は子供で、普通ならそんな本を読めないはずですが、我が実家は本屋。
もちろん、両親の目を盗んで、開店前の薄暗い店舗の片隅で、息をひそめて読んでいました。
でも、今回のドラマを見ても、原作の漫画のイメージとは繋がらなかったなあ。
主演は、美波。
失礼ながら、この作品以外の彼女は知りません。
ハーフで御多分に漏れずきれいな女の子なのですが、それだけに現実感がやや希薄。
出演者で気になったのは、テアトル・クラウの演出家に扮した手塚とおる。
もしや、原作者の手塚治虫の血縁関係かなと思ってWikiしてみたら、関係内容でした。
「ルーズヴェルト・ゲーム」にも、野球部監督役で血をっと木になっていました。
それからテロリスト役の北村 有起哉。
つい先日見たばかりの「刑事のまなざし」にも出演していましたね。
この人、誰かに似ていると思ってみていたら、父親はあの北村和夫。
今村昌平監督の映画の常連だった名優です。
ちなみに、今村監督は、「人間昆虫記」ではなく、「にっぽん昆虫記」という傑作を1963年に監督しました。
もちろん、北村和夫もこの映画に出演。
印象に残る演技をしていました。
ちなみに、この「にっぽん昆虫記」、「人間昆虫記」と作品のコンセプトは似ていますが、関係性はなし。