Amazone Prime でチェック。
監督は、是枝裕和。
福山雅治と役所広司の二大トップ男優の共演でした。
犯罪映画ですが、これも是枝監督の手にかかると、ありきたりの法廷ミステリーにはなりません。
なんといっても、唸ったのが、最後まで真相を明かさないというストーリー展開。
誰が犯人かは、結局わからないというラスト。
おっと、これでもネタバレになりますかね。
そうですよね。
それは失礼。
名作の条件とは、これみよがしの解答は明示せず、観客にそれを考えさせるラストであること。
実は、僕はそう考えています。
ですから、その意味で、これほど名作の条件を踏まえた作品はないといえるかもしれません 。
犯人は誰だったのか。
それを最終的に、観客に委ねてしまうという展開の犯罪映が、はたして過去にあったか。
僕の知る限り、それは皆無です。
それだけでも、この映画が「タダモノ」ではないという証拠になりそうではないですか。
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