かつては、自動車産業で栄えていたデトロイトが、今や見る影もないゴーストタウンになっているのは、町山智浩の「アメリカの今を知るテレビ」で学習していました。
そのゴーストタウンに、イラク戦争で失明した退役軍人が一人で住んでいます。
この老人が娘の事故の示談金をたんまり持っていることを知った窃盗三人組は、彼の家を狙います。
三人組は、男二人と女一人。
男の一人が、父親が警備会社勤務で、警備システムを解除できるリモコンと、スペアキーを持ち出してきています。
ところが、彼らに狙われた老人が実は・・
というわけで、押し入った強盗が、このマッチョ老人に逆襲されて、命を脅かされていくという展開になるのですが、やはり主人公達が悪党なので、殺されていく側になかなか感情移入ができなかったというのが少々難でした。
あとはどれだけ、この老人の異常さを演出していくかというところが、このホラー映画の肝になります。
まずは窃盗グループのリーダーを射殺した老人。
命の危険を感じた残りの二人は、必死にその家から脱出しようとします。
そして、向かった地下室。
なんと老人はそこに、娘を殺した車を運転していた女を誘拐して、拘束監禁していました。
やってましたね。変態ジイサン。
この辺りから、ちょっとゾゾゾとしてきます。
二人と一緒に逃げようとした女を誤って殺してしまうと、今度は窃盗グループの女を捕まえて監禁拘束しようとする老人。
盲目の老人は、女に静かにこう言います。
「大丈夫。俺はレイプはしない。」
さあ、その代わりに老人は女に何をしようとしたか・・・
後は映画を見てお楽しみください。
2017年に公開されたばかりの映画ですから、この辺りまでにしておくのが礼儀でしょう。
大丈夫。ちゃんと息は出来ます。
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