WOWOW オンデマンドで、映画「ロサンゼルス」を鑑賞。
原題は、「Death Wish II」。1982年の映画で、「狼よさらば」の続編にあたります。
この手の、リベンジものは、アメリカでは、市民権を得ていますね。
これを、「倍返し」と取るか、「10倍返し」ととるかはそれぞれでしょうが、
少なくとも、やられたら、やりかえすというカタルシスは、映画というエンターテイメントの中では、
王道中の王道。
多少やり過ぎなくらいでないと、ウケないのでしょう。
チャールズ・ブロンソンは、男臭さがウリで、けして演技派ではありません。
娘を犯されて、殺されても、泣くでもなく、わめくでもなく、淡々としたものです。
そして、娘に手をかけたチンピラを一人ひとり殺していくのも、また淡々としたもの。
まあ、バイオレンス・アクション映画としては、むしろそれくらいの方が絵にはなるのかもしれません。
そうそう、この映画の音楽担当が、ジミー・ペイジ。
それは、知識としては知っておりましたが、実際にサウンドトラックとして聞いたのは今回が
はじめて。
やはり、後期のレッド・ツェッペリンの香りが漂っていて、映画のテーマには、
よくマッチングしていたように思います。
家政婦と、娘が強姦されるシーンは、この当時としては、かなり際どく描かれていました。
このシリーズを鑑賞したのは、僕はこの2作目がはじめてでしたが、
このシーンだけならシリーズ全5作チェックしておきたいなと思った次第。
1921年生まれのチャールズ・ブロンソンは、この映画撮影時は、すでに還暦超え。
銃をバンバン撃つくらいのアクションがせいいっぱいで、さすがに身のこなしはボテボテという
かんじですが、これでこのシリーズ最終作の「狼よさらば 地獄のリベンジャー」まで
続けちゃいますから、すごいっちゃスゴイ。
最終作は1994年。ブロンソンは73才ですな。